【RIZIN】堀口恭司に挑戦するズールー、勝利予想“2%”も不敵「最高の作戦を練ってきた。弱点はある」
謎の武器・ズールースピアーを持って登場
格闘技イベント「RIZIN DECADE」(31日・さいたまスーパーアリーナ)の第2部「RIZIN.49」の試合前記者会見が29日、都内で行われた。フライ級タイトルマッチで王者・堀口恭司(34=アメリカン・トップチーム)に挑戦するエンカジムーロ・ズールー(35=南アフリカ)は、ベルト奪取へ自信を口にした。 【動画】「BreakingDownでやれ!」の声、やっぱり始まったRIZIN戦士の大乱闘シーン 「このような機会を与えられて非常に興奮している。RIZINが作る史上最大規模のイベントの一員として関わらせてもらえることに誇りを感じるよ」 タイトル戦を2日後に控え、落ち着いた表情で語り始めたズールー。顔つきも良く調整は順調そうだ。 南アフリカの格闘技団体「EFC」で2階級制覇するなど、その実力は折り紙つき。初参戦となった9月の「RIZIN.48」では新井丈を圧倒して1R・KO勝ち。RIZINデビュー2戦目でタイトル戦の挑戦者に指名された。 「前回の試合は色々と刺激を受けてキャパオーバーだった。感動して、とにかくもう想像を絶する世界だった。すごく印象深かったのが女子のファイター(浅倉カンナ)が1人引退をしたこと。(引退試合のような)機会を設けていることにすごく感動したし、私自身はあのようなものを見たことがなかった」 相手はUFC経験もある日本人最強の一角、堀口。PPV購入者が投票するABEMAの勝敗予想では29日現在でズールーの勝利予想がわずか2%と、圧倒的不利と見られている。 それでも「堀口は非常に爆発力があって素晴らしい選手だし経験も豊富だ。ただ私としても最高の作戦を練ってきた。弱点はある。打撃においては私にアドバンテージがあると思う。テイクダウンを防ぐ自信も100%あるよ」と豪語した。 会見中、手には刃先の鋭い独特な形をした槍のような武器を持っていた。 「これはズールースピアーと呼ばれていて、キングシャカが発明した武器だ。簡単に使えて人を刺すことができる。当然戦争で使うものだけど、誰かが因縁をかけてきたら私はこれを使うよ」 カンボジアでのデビュー戦から11年の時を経て、日本でつかんだタイトル戦。謎の武器を手に不気味な笑みを浮かべたベテランは、アップセットを虎視眈々と狙っている。
ENCOUNT編集部