海野翔太が新時代の幕開けを誓う東京ドームメイン「新日本プロレスの未来は明るいということを伝えたい」
「同世代の仲間たちと切磋琢磨しながら、この団体を未来へ繋げていきたい」
王者ザック・セイバーJr. への想い ――ザック・セイバーJr.選手は国内外で高い評価を得ていますが、海野選手から見た王者の印象は? ザックは僕にとっては先輩であり、同期のような存在です。新日本プロレスに彼がやってきた時期と僕がデビューした時期はほぼ同じなんですよ。それだけに、これまで共に新日本で苦楽を共にしてきた仲間という感覚があります。特にコロナ禍の時期、外国人選手が一時的に離れる中で、ザックは新日本を選んで残りました。それは彼がこの団体をどれだけ愛しているかの証明だと思います。試合やコメントからも伝わる通り、新日本プロレスを盛り上げたいという熱い思いを持っている選手です。僕自身、イギリス遠征中に直接ではありませんがザックにお世話になった部分もあり、彼には感謝しかありません。彼は投げ技、打撃、関節技、すべてに優れたオールラウンダーです。本当に隙がなく、試合内容においても華やかさを持っています。だからこそプロレス大賞MVPに選ばれたのも当然だと思いますし、個人的にも彼の受賞は嬉しかったですね。このような特別な相手と東京ドームのメインイベントで戦えることは、楽しみでしかありません。 王座奪取となった場合、描く防衛ロードとは? ――IWGP世界ヘビー級王座を手にした場合、どのような防衛ロードを描いていますか? まずは翌日に控えたクラウディオ・カスタニョーリ戦も含め、一戦一戦に集中していきたいと思います。ただ、王者として歩む防衛ロードにはいくつか思い描いているものがあります。まず、新日本プロレスを全国にもっと広める活動をしたいです。特に、普段あまり大会が開催されない地域にも足を運び、ファンの皆さんと直接触れ合いたいですね。例えば入場時に遠い花道から登場し、子どもたちが作った手作りのベルトを受け取ったり、ファンのペンライトの光に包まれるような瞬間を共有する。それが、僕の描く理想の防衛ロードの一部です。また、自分たちの世代で新日本プロレスをさらに盛り上げたいという強い思いがあります。同世代の仲間たちと切磋琢磨しながら、この団体を未来へ繋げていきたい。2025年はその「着火剤」になる年だと思っています。 【後編に続く】 『JR東海 推し旅 Presents WRESTLE KINGDOM 19 in 東京ドーム』 日時:2025年1月4日 (土) 14:45開場17:00開始 会場:東京・東京ドーム ▼第9試合 60分1本勝負 IWGP世界ヘビー級選手権試合 <チャレンジャー>海野 翔太 vs <第11代チャンピオン>ザック・セイバーJr. ※3度目の防衛戦 『JR東海 推し旅 Presents WRESTLE DYNASTY』 日時:2025年1月5日 (日) 11:00開場13:00開始 会場:東京・東京ドーム ▼スペシャルシングルマッチ 海野 翔太 vs クラウディオ・カスタニョーリ
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