アヤックスでCLベスト4入り果たしたドリブラーがついに5大リーグで輝く時 ナポリの救世主となるサイドからの仕掛け人
セリエAを代表するドリブラーへ
4日に行われたセリエA第19節で難敵フィオレンティーナを3-0で撃破し、暫定ながら首位に立っているナポリ。勝利の立役者となったのは、サイドから仕掛けまくるブラジル人FWダビド・ネレスだ。 ネレスは今季よりナポリに加わっているウイングだが、当初はバックアッパーからのスタートだった。ナポリでは左にクヴィチャ・クワラツヘリア、右にマッテオ・ポリターノがおり、序盤は2人がファーストチョイスだった。 しかしクワラツヘリアには負傷の問題があり、ポリターノはここまで1ゴール0アシストとペースが鈍い。そのことから徐々にネレスの出番が増え、直近4試合で1ゴール2アシストと見事な働きだ。指揮官アントニオ・コンテの信頼を掴んでおり、現在のフォームを考えればスタメンから外す理由はない。 ここまでプレイタイムは562分と限られてきたが、リーグ全体で13番目に多い21回のドリブル成功数を記録するなど仕掛ける能力は高い。チームが19試合で30得点とやや攻撃力に課題があるだけに、今後はネレスの突破力を最大限活かしてチャンスを増やしていきたいところ。 ネレスはアヤックスで2018-19シーズンのチャンピオンズリーグ・ベスト4入りを経験している選手で、そこからポルトガルのベンフィカへ移籍。そして27歳で迎えた昨夏にナポリの選手として5大リーグに初挑戦することになったわけだが、実力的にはもっと早く5大リーグでプレイできたはずだ。 突破力がセリエAでも通用することを証明しており、ナポリにとってネレスの獲得は大正解だったと言えそうだ。
構成/ザ・ワールド編集部