山﨑賢人さん「漫画を読むと自分の心が豊かになっていく」ゴールデンカムイの撮影中も原作が支えに
作品の中でパワフルに躍動する姿とは対照的に素顔はゆるっとしていてニュートラルな山﨑賢人さん。今回は大好きな漫画についてインタビュー。主役を演じた、大人気コミック『ゴールデンカムイ』の実写化では原作がいつも助けになっていたという。 写真多数!山﨑賢人さんインタビューフォトギャラリー
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◆撮影中は原作がいつも助けになっていた 『ゴールデンカムイ』は累計部数2900万部を突破した大人気コミック。ファンが多い原作を実写化するにあたり、山﨑さんが背負ったプレッシャーは相当なものだった。 「スタッフやキャストの皆さんとお会いして、衣装も決まって、どんどん形になっていくにつれて『これは絶対に面白くなる!』と思っていたんです。ただ、つくったものが受け入れられるかどうかは、本当にお客さん次第だったりするので不安はありましたね。でも映画が公開されてからは、観た人たちからの評判がすごくよくて嬉しかったです」 続編となる「連続ドラマW ゴールデンカムイ―北海道刺青囚人争奪編―」でも、支えになったのは原作の存在。 「漫画はひとコマひとコマ全部に意味があるので、撮影前には必ず描かれているシーンを確認。演じる上で原作の表情からエッセンスを取り入れたいという気持ちがあったんです。特にコメディチックな場面では、台本に書かれている活字を追うだけだとどのくらいのテンションで演じればいいかわからなかったので、原作がいつも助けになっていました」 アイヌが隠した莫大な埋蔵金をめぐる苛烈なサバイバル・バトルは、個性的なキャラクターの登場でますますドラマチックに! 「一癖も二癖もある囚人たちに出会って旅をしていく『ゴールデンカムイ』は、連続ドラマの形にすごく合っていると思いました。作品の魅力である食事シーンやコメディシーンもだんだんと増えてくるので、ぜひ注目していただけたら。北海道での撮影中は、アシㇼパさん役の(山田)杏奈ちゃんや白石役の矢本(悠馬)くんはもちろん、玉木(宏)さんや(工藤)阿須加くん、栁(俊太郎)くん、(眞栄田)郷敦くん、勝矢さんなど、敵役・味方役関係なく食事をすることが多くて。みんな体を鍛えているから本当によく食べるし、よく飲む(笑)。そうやって食事を囲む時間は、仲間が徐々に増えていく、まさに『ゴールデンカムイ』らしいなと思いました」 ◆漫画を読むと自分の心が豊かになっていく 最近は仕事で読むことが多くなったけれど、子どもの頃から漫画は大好き。 「好きな漫画は『ONE PIECE』『NARUTO-ナルト-』『HUNTER×HUNTER』『SLAM DUNK』……。『週刊少年ジャンプ』のバトル系が多いですね。オフのときも脳内でずっとバトルしてます(笑)。この仕事を始めてからは、どうしても『この役を演じてみたいな』というマインドで読むことが多くなりました。『自分だったらこの役をやりたいけど、実際はこっちの役に配役されそう』とか。そうやって妄想するのも楽しいです」 漫画を通して様々なキャラクターの心情を知り、追体験することは、演じることを生業にする山﨑さんにとって大切な行為。 「漫画を読むと自分の心が豊かになっていく感じがするんですよね。仕事でアウトプットすることが多いからこそ、漫画を読んだりするインプットの時間は、これからも大事にしていきたいなと思っています」