フランチャイズ史上5人目 ブルズがデリック・ローズの「1番」を永久欠番へ
シカゴ・ブルズは日本時間1月5日(現地4日)、かつてチームに所属した元NBA選手のデリック・ローズが着けた「1番」を来シーズンに永久欠番とすることを発表した。 ローズは2008年のドラフト全体1位指名でNBA入り。ブルズには08~16年の8シーズン在籍し、新人王のほか、平均25.0得点、7.7アシストを記録した2010-11シーズンには史上最年少(22歳6か月)でシーズンMVPに輝いた。 将来を嘱望されたが、2012年4月に左膝前十字靭帯を断裂。12-13シーズンは全休するなど怪我がちとなり、16年以降はニューヨーク・ニックス、クリーブランド・キャバリアーズ、ミネソタ・ティンバーウルブズ、デトロイト・ピストンズ、ニックス、メンフィス・グリズリーズと渡り歩き、2024年限りで現役を引退した。 ローズは永久欠番が発表される前、いつかブルズの本拠地ユナイテッド・センターの天井から自身のユニフォームが吊るされているのが見たいとし、「もしそうしてくれるなら嬉しい」と『ESPN』に対して語っていた。 ブルズではこれまでジェリー・スローンの「4番」、ボブ・ラブの「10番」、マイケル・ジョーダンの「23番」、スコッティ・ピッペンの「33番」が永久欠番となっており、ローズが5人目。ブルズではローズが2016年6月にニックスへトレードされて以降、1番を着用している選手はおらず、マイケル・カーター・ウィリアムズ(16-17シーズン在籍)とアンソニー・モロー(2016-17シーズン途中在籍)は、ファンの反発を受けてほかの番号に変更していた。 ローズは永久欠番入りを受けて、「それ(永久欠番)は僕が(歴代)トップ75に近づくための方法だろうね。あの(MVP)トロフィーを手にしたのは、ほんのひと握りの選手だけだ。シカゴのプレイスタイルがその75人の中に入っていないと思うと、少し考えさせられたり、疑問に思ったりする」とコメントしている。
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