来春のセンバツは4校多い36校出場 東北、東海などで1枠増
選抜高校野球大会を主催する毎日新聞社と日本高校野球連盟は27日、来春の大会が第95回記念大会となるため、出場校を通常より4校多い36校にすると発表した。一般選考枠が32校に増え、東北、関東、東海、四国の4地区を1校増とした。2023年3月18日に阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕し、14日間(準々決勝と準決勝の各翌日の休養日を含む)の日程で開催する。 27日に開かれた第1回運営委員会で決まった。特別枠は従来通り21世紀枠3校、神宮大会枠1校の計4校で、36校の出場は第70、80、85、90回大会と並び最多となる。 一般選考の地区別出場校数は、北海道1▽東北3▽関東・東京7▽東海3▽北信越2▽近畿6▽中国・四国6▽九州4となる。関東・東京は関東5校と東京1校を選んだ後、両地区を比較して残り1校を決める。中国・四国は中国2校、四国3校を選考し、残り1校は両地区を比較して選ぶ。 増枠する地区の選定理由について、2県あたり1枠を最低条件として東北を1校増やした。さらに、新型コロナウイルスの影響で中止になった20年を除く過去10大会のセンバツで4強以上の成績を残した延べ校数が枠数より多い地区(関東、東京、東海、近畿、四国)が候補になり、東京は1枠、近畿は6府県に6枠と都府県数以上の枠が既にあるため今回は増枠の対象にならず、残り3地区が各1校増となった。 出場校を決める選考委員会は23年1月27日、組み合わせ抽選会は3月10日に大阪市の毎日新聞大阪本社オーバルホールで開催する。【大東祐紀】