<負けヒロインが多すぎる!>梅田修一朗×遠野ひかる×若山詩音×寺澤百花インタビュー(1) 王道だけど新感覚!
梅田さん 全力で演じられていますよね。熱を感じています。
遠野さん 全身の力を使いますし、顔が疲れます(笑い)。
--若山さんが演じる檸檬は野生児ということですが……。
若山さん 野生児ではありますが、人間離れした明るさだったり、突拍子もない感じにしてしまうと、檸檬の思慮深いところから乖離(かいり)してしまいます。ですので、人間味あふれる檸檬ちゃんを何とかつなぎ止めながら、暴れようと試行錯誤しています。暴れるところはとんでもなく暴れる子なので、いろいろなアドリブを考えますし、負けヒロインという立場になる時は、気持ちに嘘をつかないことを大事にしています。
梅田さん 真っすぐで目力があって、そこが若山さんと重なるところがありますよね。
--温水を演じる際の梅田さんは?
梅田さん 皆さんの演技を受けとめようとしています。温水君はモブキャラ、背景キャラでいようとする人なので、人と話す時も俯瞰(ふかん)で見ています。ただ、いろいろな人と関わっていく中で、主体的に踏み出すことも少しずつ増えていき、成長するところもあります。実は、人のことを考え、向き合うことができる人であることも垣間見えますし、それぞれのヒロインにリスペクトがあって、それぞれのヒロインが頑張ったこと、大事にしているところを拾い上げられます。演じる中で温水君の変なところを大事にしつつ、自然に会話しようとしています。作り込みすぎないことも自分の中でテーマになっています。
インタビュー(2)に続く。