容疑者は介護施設勤務、成績優秀 友人少なく、いじめ証言も
【ベセルパーク共同】米メディアによると、トランプ前大統領暗殺未遂事件のトーマス・クルックス容疑者(20)は介護施設で働き、高校時代は理数系科目の成績優秀者として表彰される一方、友人は少なく、いじめられていたとの証言もある。射撃部に入ろうとしたこともあったという。 【写真】トランプ前米大統領が銃撃された現場周辺=14日未明 現場で殺傷能力が高いAR15型の半自動小銃1丁を押収
ペンシルベニア州ピッツバーグに近いベセルパークで育った。事件現場となった同州バトラーからは車で約1時間の距離で、中流階級の家庭が多い地域だ。 「昼食時は1人で座り、服装をばかにされていた」。高校の同級生は、容疑者が毎日のようにいじめられていたと振り返った。別の同級生は「人の悪口を言わないいい子で、こんな事件を起こすとは思えなかった」と話した。 犯罪歴は確認されておらず、介護施設の幹部も声明で、採用時の身元調査で問題はなかったと語った。 17歳の時に民主党系組織に寄付した一方、18歳で共和党員として有権者登録していた。