フライングを恐れない強きハートを持つ徳増秀樹(静岡)/桧村賢一コラム 舟券即戦力【ボートレース】
カドからのまくり勝ちが減少
静岡支部の支部長を務めてますが、スタートを控えるような選手ではありません。今期の平均スタートはコンマ12です。ダッシュ戦に回った時は、さらに早くなってコンマ11です。8月下関の準優日の前半一般戦でフライングをした後もゼロ台のスタートを決めていました。 カドの4コースなら必ずまくるというイメージがありました。ただ、最近はモーターが思い通りに仕上がらないこともあって、まくりの1着がほとんどありません。まくり差しで1着を獲るレースが増えています。当然のように2、3着の回数も増えています。舟券を買う上で注意しておきたいところです。地元戦は周年記念、地区選の優勝を始めとして、優出70回、優勝27回ですが、1コースを取ったときの優勝が18回もあります。
地元戦は「負けられない」
「リズムは最悪ですね。去年の8月から、とにかくモーターの引きが悪い。そんな最悪の引き、最悪の足のなかでは、レース内容もモーターの立て直しもよくやっている方だと思います。並大抵の選手だったらA1級をキープできていないでしょう。尼崎グラチャンも、振り返ってみれば準優に乗れるような足じゃなかった。上手いこと行き過ぎて、たまたま予選トップを取れた感じでした。地力はそれなりについてる実感がある。調整の引き出しだったり、戦い方も自分の中でちょっとずつ変化させている。それがどこで花を開くかはわからないけど。とにかく、良いモーターさえ引ければやれる自信はありますよ。理想を言えば、2、3節くらい前から良いモーターを引いて、リズムを慣らしてから今回に臨みたい。そして地元周年に関してひとつだけ言えるのは“負けられない"。それだけだね」。 (マンスリーBOATRACEより抜粋)
1着決まり手(過去6ヵ月)
逃げ…23回 まくり…1回 まくり差し…9回 差し…4回 抜き…3回 ※出場予定…GI浜名湖周年=10月3日~8日
マクール