ガーナで隈研吾さん設計の職業訓練学校建設プロジェクトを立ち上げ 奨学金創設へクラウドファンディングも
日本のNPO法人が西アフリカのガーナで建築家の隈研吾さんが設計した職業訓練学校を建設するプロジェクトを立ち上げました。NPO法人では貧困に苦しむ現地の若者たちの奨学金を創設するため、1日からクラウドファンディングで資金の募集も始めました。 プロジェクトを立ち上げたのは、アフリカやアジアの途上国で貧困対策などに取り組むNPO法人「SDGs・プロミス・ジャパン」で、若者の失業が深刻なガーナのアシャンティ州に職業訓練学校の建設を進めています。職業訓練校は建築家の隈研吾さんがボランティアで設計を手がけたもので、現地の18歳から35歳までの若者を対象に、石工や大工、排水の管理の技術などを教える予定だということです。 学校建設には日本政府のODA資金が充てられたほか、NPO法人が5月1日から6月23日までクラウドファンディングで資金を募って、学生たちの奨学金を創設する予定です。 SDGs・プロミス・ジャパンの鈴木りえこ理事長は日本テレビの取材に対し、「現地の若者の自らの能力を高めることで、一人ひとりがアントレプレナー(起業家)となるような自立支援につなげたい」と話しています。