【今朝の5本】仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース
(ブルームバーグ): マーケットで話題になったニュースをお届けします。一日を始めるにあたって押さえておきたい5本はこちら。
時間かけて
パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、連邦公開市場委員会(FOMC)では「時間とともに」政策金利を引き下げていくと表明。一方で経済全般については、しっかりとした足取りを続けているとの認識を改めて示した。全米企業エコノミスト協会(NABE)の年次会合で講演したパウエル氏は「この先、経済がおおむね想定通りに進展すれば、政策は時間とともにより中立のスタンスへと移行するだろう」と発言。ただ「われわれはあらかじめ定まった道を進んでいるのではない」とし、政策当局は今後も入手するデータに基づき、会合ごとに判断を下していくと説明した。
715億円
ソフトバンクグループのビジョンファンドはオープンAIに5億ドル(715億円)を投資する計画だと、テクノロジーニュースサイトのジ・インフォメーションが関係者を引用して報じた。オープンAIが予定している資金調達の一環。オープンAIは1500億ドルの評価額で65億ドルを調達する方向で交渉中とされる。同資金調達ラウンドはスライブ・キャピタルが主導し、オープンAIの最大の支援者であるマイクロソフトなども参加が見込まれている。AIに力を入れるソフトバンクGだが、これまでオープンAIには投資していない。
利下げ示唆
欧州中央銀行(ECB)はインフレを抑制できるとの楽観を強めており、それを10月の政策判断に反映させると、ラガルド総裁が語った。欧州議会での発言。政策委員会内で利下げ気運が高まっていることを、これまでで最も強く示唆した。ラガルド氏は「直近の2カ月でディスインフレは強まった」と指摘。「コアインフレも低下のトレンドが見られる。この方向性が続くだろう」とし、ユーロ圏はインフレ低下の方向に向かっていると述べた。短期金融市場で織り込まれる10月の0.25ポイント利下げの確率は、やや上昇して85%となった。