イメージ図　©Takumi

和歌山県内で発掘されていた古代の巨大な海の生物・モササウルスの化石が新種であることが判明し、通称「ワカヤマソウリュウ」と命名されました。

和歌山県立自然博物館の小原さんと発掘化石

モササウルスは、今からおよそ1億年前の白亜紀と呼ばれる時代に、体長およそ10mを超える「海の王者」として君臨した古代の爬虫類です。 およそ6600万年前に恐竜とともに絶滅しましたが、映画で紹介されるなどして知名度が上がり、子供たちの間ではティラノサウルスに並ぶ人気があるということです。

イメージ図　©Takumi

和歌山県有田川町では、2006年に初めてモササウルスの化石が発見され、その後、全身が掘り進められると同時に研究が進められてきました。 和歌山県立自然博物館は先ほど、有田川町のモササウルスが「ヒレの特徴」や「両目の配置」などから、これまでにない新種であることが判明したと発表しました。またこの新種について、通称「ワカヤマソウリュウ」と命名しました。

和歌山県有田川町の発掘現場

学名：メガプテリギウス・ワカヤマエンシス（Megapterygius wakayamaensis） 推定全長：約 6m 推定年代：中生代白亜紀後期（約 7200 万年前） 産出地点：和歌山県有田郡有田川町長谷川（鳥屋城山）