J2大分が片野坂知宏監督の続投発表 「このままでは終われない」16位からの巻き返し決意
J2大分トリニータは22日、片野坂知宏監督(53)が来季も続投すると発表した。 大分で通算7年目の指揮となった今季は10勝13分け15敗の16位。シーズン終盤まで降格の危機に立たされながらJ2に残留した。片野坂監督はクラブを通じて「大分トリニータに関わる全ての皆さまに感謝し、新たな使命感を持って務めさせていただきます。今シーズンの成績を考えますと指揮を執って良いのか自問自答しました。ただ私自身悔しさとこのままでは終われないという強い思いが湧き上がり、リベンジの年としてチャレンジしたいという決断に至りました」と説明した。 ■「自前で建てたんすごすぎる」長崎新スタにサポーター驚がく「かっこよすぎるぞ…唖然」【写真複数】 クラブは西山哲平ゼネラルマネジャーが今季限りで退任し、かつて大分で強化担当を務め、今季途中まで鹿島の強化責任者だった吉岡宗重氏がスポーツダイレクター(SD)に就任した。片野坂監督は「吉岡SDとは以前も一緒に仕事をした経験があり旧知の仲です。もう一度一緒に大分トリニータを魅力のある素晴らしいクラブへと発展・成長させて行けたらと思います。2025年シーズンは皆さまが興奮し躍動するフットボールを展開し、結果にこだわりたいと決意しております」と決意した。 鹿児島県出身の片野坂監督は広島や柏などを経て2003年、大分で引退。06年まで強化スタッフなどを務めた。16年に大分へ復帰して監督に就くと18年にJ1昇格を決め、19年にはJ1優秀監督賞を受賞。21年限りで辞任し、今季3年ぶりに監督として復帰した。