米利下げ幅、50bp予想が25bpより優勢-債券市場で織り込み深まる
円が1年超ぶりの139円台に上昇、日米金利差の縮小観測で (1)
17-18日のFOMCを控え、当局者は金融政策に関する発言を禁じられている。トレーダーらが当局の意向を推し量るために頼りにするのは、17日に発表される8月の小売売上高などいくつかのデータだ。
モメンタムは弱気に転じたが、テクニカル指標はドルに対するサポートを示唆している。クレディ・アグリコルCIBのストラテジスト、デービッド・フォレスター氏(シンガポール在勤)は、「米当局の緩和サイクルが前倒しとなるリスクはあるが、市場はこのリスクを過大に評価している。今週の利下げは0.25ポイントだろう。そうなれば、ドルは反発する」と述べた。
ただ、市場に圧倒的に多いのはドル弱気派だ。ブルームバーグが行ったアナリスト調査では、ユーロ、円、カナダ・ドル、オーストラリア・ドルはすべて今後1年間で、米ドルに対して上昇すると見込まれた。
原題:Traders See Half-Point Fed Rate Cut Likelier Than Quarter-Point(抜粋)
--取材協力:Michael G Wilson.
(c)2024 Bloomberg L.P.
Ruth Carson, David Finnerty