<片岡凜>「虎に翼」の“美佐江”が日曜劇場で医大生に これまでにない明るい役?「違った私を見ていただきたい」
その上で、「今まで(『虎に翼』や『嘘解きトリック』など)は、内にこもりやすいような役が多かったんですけど、今回はポジティブでいられる役なので、あんまり考えすぎないようにしてましたね。今までのお芝居みたいな感じではなくて、もうちょっとシンプルにしようと、そこは意識していました」という。
「虎に翼」の美佐江のサイコパスな演技には「きれいだった」「怖かった」など「うれしい反響だらけ」だったという。そんな反響に、「うまくだませましたね」とちゃめっ気たっぷりに笑う。「朝ドラの印象が強かったようで、この間“月9”に出演させていただいたんですけど、『来た! サイコパス』って書かれてて(笑)」といい、今作での千景は怪しげな雰囲気ではないため、「また違った私を見ていただきたいですね」と目を輝かせる。
◇面白いことが好き コメディーにも挑戦したい
現在21歳。20代では「この年代にしかできない役や作品にいっぱい出たい」と考えている。
「制服を着る役、学園ものや恋愛ものとか、コメディー要素のあるものとか、そういった若いエネルギーが注がれている作品にも出ていきたいです。面白いことが大好きなので、コメディーもやってみたいです」と思いをはせる。
「今までは問題を抱えている役が比較的多かったので、これからは底抜けに明るい役をやってみたいなと思います。コメディー演技はあまりやったことはないんですが、バーッと声を出したり、思いっきり体を使って表現したりするのが、すごく楽しいなって。快感というか爽快感をすごく感じます」と語る。
経験を積んだ上で、目指すのは「唯一無二の俳優」だ。「この役は私にしかできないという俳優になりたいなと思っています。この役は片岡さんに、とオファーが来るような」と理想を掲げる。
「海に眠るダイヤモンド」での“明るい”片岡さんの演技はもちろん、片岡さんのさまざまな表情にこれからも注目していきたい。