18歳になった「医療的ケア児」に大学での学びを,、4大学が12日に実践報告やシンポ
人工呼吸器の使用など医療的ケアが日常的に必要な「医療的ケア児」らが18歳以降も学べる場を提供しようと、先駆的に取り組んでいる4大学が12日午前10時から、「共に学び、生きる共生社会コンファレンス」を千里金蘭大(大阪府吹田市)で開催する。参加無料。 重度の障害や慢性疾患がある子供たちが大学進学を希望する割合は少なくないが、実際の進学率はわずか。文部科学省は、大学などによる学習プログラムの研究・開発を公募し助成する事業を展開している。 当日は、千里金蘭大と愛媛大、長野大、静岡大が取り組みを報告。院内学級に通う子供たちについての講演や、医師や当事者、学生ボランティアらによるシンポジウムもある。大阪市立総合医療センター小児脳神経・言語療法内科の岡崎伸部長は「本人だけでなく、ボランティアの学生にも出会いや楽しみが生まれる。取り組みの必要性を訴えたい」としている。 参加希望者は11日までに申込フォームに記入。問い合わせは事務局(06・6872・7042)。