「休日に父が子と触れ合う時間」の最多は「1~3時間未満」。これって多い?少ない?ママ・パパの本音がポロリ…
「ダメ出しはほどほどに。そして察してもらうのを待つのではなく、的確に伝えて!」と、長島さん
「核家族化、共働き夫婦の増加に伴う夫婦の意識の変化、育児休暇制度の拡充により父親が育児休暇を取得しやすくなったり保育所の整備が進んだりなど、これらにより『育児は夫婦でするもの』という価値観が少しずつ広まりつつあります。 ところが……。 アンケート結果をみると、平日(仕事のある日)に2時間以上子どもと触れ合う父親は23.1%と少数派。いっぽうで、『ほぼ0分』も含め、1時間未満は43.4%。 休日(仕事が休みの日)も『ほぼ父親が育児担当』という回答は22.1%と少数派で、『1時間~3時間未満』が51.4%とほぼ半数となりました。 昭和の時代と比較すると『育児のスタイルは格段に進化をとげている』といえるでしょう。しかし『アンケート回答者の約7割が共働き』ということを考えると、令和の時代の今もなお、母親の負担が大きいことは明らかであるといえます。加えて、寄せられたコメントの内容からも平日、休日関わらず『育児は母親が中心』という価値観がまだまだ根強いことが伝わってきます。 それでも『妻が離乳食を作る以外は夫婦で育児を分担』『育児家事は半々で、夫が休みの日は3食作ってくれる』などのエピソードは、希望の光といえそうです。 とくにひとり目の出産で初めての育児の場合、夫婦そろって手探りの部分も大きく、なにかと神経質になってしまいがち。これから夫婦で育児に向き合うためにも、妻が夫のやり方に細かく口出ししすぎるのはなるべく避けるようにしましょう。 その逆に『忙しそうな私を見て察してくれるだろう』と、無言の圧で夫のサポートを期待していても『今なにをやれば良いか』に気づきにくいもの。『今〇〇〇しているから、△△△をお願いできたら助かる』など、具体的に伝えるようにしましょう。 親として、夫婦そろって成長できるよう、コミュニケーションを大切にお互いの考えや気持ちを理解し、尊重し合いながら育児と向き合えたらよいですね」 取材・文/和兎 尊美、たまひよONLINE編集部