[プロの釣り師のスゴすぎるテク]さすがのイカもお手上げ!究極のワザが明らかに!
「アオリイカの回遊ルートを狙う」というのは、エギングのテクニックとしてよく聞くのだが、実際にはどうエギをプレゼンテーションすればいいのか? より具体的な攻め方を、シマノのインストラクターであり、一般アングラーのフィッシングガイドも行う湯川さんに解説してもらった。 【画像】「さすがのイカもお手上げだ…」春イカ爆釣テクニックの写真ギャラリー
水温18℃以上で状況が安定。藻場へ動く春イカが急増!
実釣時は本格的な春イカシーズンには時期尚早。実釣場所は、伊豆半島周辺。 湯川「春イカは水温15、16℃を超えてくると釣れるけど、3~4月は意外と難しい。まだ春になりきっていないので、イカの動きが不安定。回遊でイカが入ったときに釣れる。単発のことも多い。抜けてしまうと何もない」 それが今回、フィールドで出くわした状況だ。では、本格的な春イカシーズンはいつ頃から? 湯川「ホームの南紀など温暖な地域は3月からはじまりますが、全国的に見ればGW頃から。水温が18℃以上で安定すると釣りやすいイカの個体数が増えます」 水温18℃を超えて安定すれば日中に動くイカが増える。 湯川「実釣時はまだ春になりきっていなかったので、マヅメに潮が動くタイミングに合わせて捕食回遊イカ狙い。本格的な春イカシーズンは、潮が動けば日中に藻場への移動したり、捕食に出るイカが増える。カケアガリ沿いなど藻場へ入る移動ルート上で狙えます」 釣りやすいイカが増える? 湯川「そうですね、一つは、例えばワンド奥に産卵場になる藻場があって、そこに向かって動くイカです。潮が動くタイミングで回遊して藻場へ向かい、ベイトが居れば捕食します」 ということは、今回実釣した伊豆半島周辺でも、水深があって潮通しが良い地磯の近くに、さらに藻場があれば確率は高くなるということですか? 湯川「そうです、そういう場所にはイカが入ってきやすいですね。カケアガリに沿って移動。逆にいえば、藻場を起点にすればイカが通るルートがわかるはずです」 では、実際に藻場へ向かうアオリイカを狙うには、どのタイミングが効果的でしょうか? 湯川「朝夕マヅメは捕食回遊の可能性があるので、やはり可能性が高くなります。ただ、日中でも潮が動けば十分チャンスはあります」 朝・夕マズメはやはりアツいが、日中でも潮が動けば良型のアオリイカ捕獲のチャンスは高まる。 あとは、それをどう攻めるか?ですね。 湯川「これはよく言っているんですが、とにかく春イカ狙いでは、エギをシャクリすぎないことが重要! これは、重要なキーポイントとなります。移動距離が少ないスラックジャークでエギをピンスポットで動かし、止める時間を長めにとるほうが圧倒的に効果が高いですよ」 そういった、スローであまりエギを動かさないような攻め方で、湯川さんの使用頻度の高いエギってどれになりますか? 湯川「ロングステイでも勝手に誘ってくれる、反射板が自動的に動いてくれるクリンチフラッシュブースト3.5号はまちがいなくオススメですね。エギを止めていても、反射板がユラユラ動いてフラッシングでアオリイカを誘ってくれますからね」 なるほど!フラッシュブーストは、そういう使い方効果的なんですね!