高市早苗氏への選挙応援依頼「100人以上も。しかも岸田派からも」と岩田明子氏 非公認問題で選挙後「政局になる可能性」指摘
元NHK政治部記者でジャーナリストの岩田明子氏が13日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」に出演。衆議院選挙について言及した。 石破茂首相が衆院選へ向けて、自民党の裏金議員12人を非公認とし、公認した32人については比例代表との重複立候補を認めない方針とした。公認、非公認の境界線があいまいとして、岩田氏は「納得しない人が多いですから。かえって党内に敵を作ってしまったから、本当にジレンマだらけ」と指摘した。 MCの東野幸治が「今、選挙応援で高市さんが大人気っていうのは事実なんですか?」と総裁選で決選投票へもつれ込んだ高市早苗氏へ応援依頼が殺到しているのかと尋ねると、岩田氏は「そうですね。もう100人以上からも、数日前ですけれども。しかも岸田派からも来て『ビックリしたわ』っていう」と明かして、スタジオをざわつかせた。 決選投票で石破首相へ入れた旧岸田派議員からのまさかの応援依頼だが、「みんななりふり構わずになるんです。みんな当選したいから。応援に行ったところの人が勝ったら、また影響力大きくなりますよね」と結果次第で高市氏の党内で影響力がさらに増すと話した。 総裁選で争った高市氏と小林鷹之氏が党役員への打診を固辞したことにも触れ、「今回、高市さんを入れられなかったこと組閣の時に。小林さんを入れられなかったこと。相当、火種になったと思うんですね。これ絶対、挙党態勢にしなきゃということで、森山さんも言ってたんですけど、断られちゃった。だったら、高市さんの側近を入れるとか、もうちょっと手だてがあったハズなんですけど。やり損なったので、そもそも火種が大きいのに、これで議席を減らしたら、あんなあいまいな基準で非公認とかやるから、議席減ったじゃないかと言って、選挙の後に政局になる可能性はありますよ」と総選挙後の大荒れの可能性を指摘していた。