アップルは生成AIのイラストも「アップルっぽさ」がある
先日リリースされたiOS 18.2で、大きな進化を遂げた「Apple Intelligence」。 目玉は、画像を生成できる「Image Playground」でしょう。作りたいイメージを文字で入力したら、すぐに画像やオリジナルの絵文字が出来上がります。 日本語対応は来年になるようですが、iPhoneの言語設定を英語に変えれば日本でも利用可能です。使い方はこちらの記事で紹介しているので、ご自身でもやってみたい方はぜひチェック。 今世界中で注目されている、Image Playground。早速使ったユーザーたちが、Xに生成した画像を投稿しています。 Image Playgroundで一体どんな画像が作れるのか、見てみたいと思います。
まるで一枚の作品? 美しい生成画像たち
まず一発目。澄んだ湖畔に一羽の鳥。朝日を受けた水面や、鳥の質感がよく表現されていますね。特に、Image Playgroundで作られた画像は、背景のボケ感が秀逸で、一枚の作品のような仕上がりなっています。 こちらの方の投稿では、街並みや空想の世界、人物までよく作られた画像がアップされています。Image Playgroundで作った人物は、ちょっとデフォルメされていてかわいい感じ。 こちらの投稿によると、最初の生成では、犬の足が5本になってしまったそうです。修正したら直ったようですが、まだ発展途上なところも見え隠れします。 XのAI「Grok」と比較されている方もいました。並べてみると、Image Playgroundで生成される画像がユニークであることがよくわかりますね。
かゆいところに手が届く、オリジナル絵文字
オリジナルの絵文字「ジェン文字」を投稿している人たちもいたので紹介します。 絶妙な笑顔の絵文字、寝る前の読書中の絵文字、おつまみセットなど、標準では用意されていないけど使えそうな、かゆいところに手が届く絵文字をたくさん作ってます。 こんな感じで、自分を絵文字化するのもいいですね。 この方の絵文字はかなり実用的。トレーニングマシンやプロテインシェイカーなど、ニッチだけど必要な人がいそうな絵文字です。 こんな感じで、自分のライフスタイルに合わせて必要な絵文字を生成できるのは便利ですね。
統一感ある、Appleらしい画像生成
OpenAIの「Dall-E 3」や、Adobeの「Adobe Firefly」など、現在様々な画像生成AIツールがありますが、フォトリアルなイメージを生成するものも少なくありません。そもそも、生成する画像の雰囲気を、プロンプトで指定するツールも多いです。 そんな中、Image Playgroundが生成するイメージは、カートゥーン風で、柔らかい印象を与える仕上がりになっています。どんな世代でも安心して使える雰囲気ですね。生成する画像にも統一感があるのが、Appleらしい。 さらなるアップデートに期待! とその前に、まずは日本語対応、早くして欲しいものです。
小野寺しんいち