【凱旋門賞】藤田晋氏「素晴らしい雰囲気で良い経験になりました」シンエンペラーは12着に敗れる
藤田晋オーナーが所有するシンエンペラーが欧州最高峰の凱旋門賞(G1・芝2400m)に参戦。直線では見せ場を作る事ができずに12着に敗れた。今回は「ABEMA」が無料放送で生中継を実施。解説に福永祐一調教師、川田将雅騎手が出演し、レースを終えて藤田晋オーナーがインタビューに答えた。 【動画】日本のシンエンペラーは12着…凱旋門賞 「本当に素晴らしい雰囲気で良い経験になりましたし、また来たいなと思います。福永祐一さんや川田将雅さんともいずれここに来たいと思っているのでまた頑張ります」とメッセージを送っていた。 レース結果、詳細は下記のとおり。 10月6日、パリロンシャン競馬場で行われた第103回凱旋門賞(G1・3歳上牡牝・芝2400m)で、R.ライアン騎乗、ブルーストッキング(牝4・英・R.ベケット)が勝利した。2着にはアヴァンチュール(牝3・仏・C.フェルラン)、3着にはロスアンゼルス(牡3・愛・A.オブライエン)が入った。勝ちタイムは2:31.58(重)。 日本から参戦したシンエンペラー(牡3・栗東・矢作芳人)は12着、武豊騎乗アルリファー(牡4・愛・J.オブライエン)は11着に敗れた。
今年も日本勢の悲願ならず…
今年は日本から坂井瑠星騎手が3歳馬のシンエンペラー、武豊騎手がアイルランドのアルリファーに騎乗して参戦。シンエンペラーは11番ゲートから、アルリファーは9番ゲートからのスタートとなった。レースでは両馬ともに五分のスタート。先団にシンエンペラー。中団外目にアルリファーがつけて3コーナーに突入。中団をキープしたままフォルスストレートから直線まで運ぶと、外目へ持ち出して直線の攻防を迎えた。横並びの追い比べから差し脚を伸ばしたが、勝ち負けには絡むことが出来ずに後方で両馬ともに伸びあぐねた。最後まで見せ場はなく今年も日本の悲願は達成されなかった。勝利したのはイギリスのブルーストッキング。 ☆凱旋門賞とは パリ西部のブローニュの森にある、パリロンシャン競馬場で行われるG1レース。3歳馬と古馬の強豪が激突し、欧州競馬の芝2400m長距離路線における総決算として定着している。賞金総額は500万ユーロ(1着賞金285万7000ユーロ=約4億5000万円)で、世界最高峰のレースの一つである。 日本馬の最高着順は2着で、1999年エルコンドルパサー、2010年ナカヤマフェスタ、2012年、13年オルフェーヴルが連対を果たした。最もその栄光に近づいた日本馬はナカヤマフェスタのアタマ差。1969年スピードシンボリの初挑戦から55年、長年日本競馬界の悲願となっている。 【全着順】 1着 ブルーストッキング(英) 2着 アヴァンチュール(仏) 3着 ロスアンゼルス(愛) 4着 ソジー(仏) 5着 セヴェナズナイト(仏) 6着 ザラケム(仏) 7着 シュルヴィー(仏) 8着 デリウス(仏) 9着 ファンタスティックムーン(独) 10着 サンウェイ(英) 11着 アルリファー(愛) 12着 シンエンペラー(日) 13着 ルックドゥヴェガ(仏) 14着 マルキーズドゥセヴィニエ(仏) 15着 コンティニュアス(愛) 競走中止 アヤザーク(仏)
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