【写真50枚超】写真とともに振り返る第92回ル・マン24時間耐久レース【WEC正式結果&ランキング】
2024年で92回目の開催となったル・マン24時間。ウィナーと2位の差がわずか14秒と、稀に見る接戦となった耐久クラシックを写真とともに振り返る。モナコGP、インディ500と並び、世界三大レースに数えられるル・マン24時間。2024年は6月12日~16日、FIA世界耐久選手権(WEC)のシーズン第4戦として開催された。 【画像ギャラリー】第92回ル・マン24時間 今年のル・マンは最高峰クラスのハイパーカー、WECでは廃止されたもののこの一戦で限定復活したLMP2、LMGTE Amに代わって新設されたLMGT3の3クラスが設けられ、合計62台がエントリーした。 走行初日の12日には予選が行われ、今季WECデビューを果たしたLMDhマシン、BMW MハイブリッドV8を走らせるBMW MチームWRTの15号車BMWがトップタイムをマークした。 翌13日には、予選で各クラスの上位8台のグリッドを決める最終予選、ハイパーポールが実施された。このセッションの結果、ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツの6号車ポルシェ963が決勝のポールポジションを獲得。 また、LMP2クラスはAOバイTFの14号車オレカ07ギブソン、LMGT3クラスはインセプション・レーシングの70号車マクラーレン720S LMGT3 Evoがそれぞれクラスポールを手にした。 決勝は15日16時(日本時間23時)にスタート。 レース開始直後からポルシェとフェラーリが総合トップを争うなど、コースの各所でバトルが展開。 夜間には激しい雨により4時間にわたってセーフティカー(SC)ランとなるなど、たびたびSCが出動するなど荒れたレースとなった。 路面コンディションも含め状況が刻々と変化する難しいレースとなったが、最後はフェラーリAFコルセの50号車フェラーリ499Pと、TOYOTA GAZOO Racingの7号車トヨタGR010ハイブリッドの一騎打ちに。 最終的には、50号車フェラーリが逃げ切りトップでチェッカーを受けた。優勝した50号車フェラーリと2位の7号車トヨタの差はわずか14.221。また、総合9位までが同一周回でフィニッシュするという24時間レースとしてはかなりの接戦となった。 LMP2クラスはユナイテッド・オートスポーツの22号車オレカ、LMGT3クラスはマンタイEMAの91号車ポルシェ911 GT3 R LMGT3がそれぞれクラス優勝を飾った。
第92回ル・マン24時間 写真ギャラリー
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MotorFan編集部