日本で富裕層が増え続ける理由とは。「今からできる」資産を増やす3つの工夫
2024年6月21日の記者会見において、岸田総理は電気代補助や年金生活者等への給付を検討すると発表しました。 ◆【図表一覧】日本に富裕層は何パーセントいる?富裕層のお金の使い方を今すぐ見る 物価上昇により生活が困窮する世帯も増えるなか、一億総中流社会は終わりを迎え、貧富の差が広がっているといわれています。 その中でも、今回は「富」の富裕層に焦点を当てて見ていきたいと思います。 今回は富裕層が使用するラグジュアリーカードのアンケート結果から、彼らが何にお金を使っているのかを見ていきます。 記事の後半では、今からできる「富裕層に近づくために心がけたいポイント」をご紹介します。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
「純金融資産1億円以上の富裕層」日本では何パーセント?
野村総合研究所のニュースリリースでは、資産1億円を超える層を「富裕層」と分類しています。 同社のリリースによると、資産1億円超の世帯は日本に148万5000世帯存在します。 割合にすると、日本全体の約2%が該当していることになります。
富裕層が増加傾向にある理由
人口が収縮していく日本ですが、富裕層は実は増加傾向にあります。 彼らはなぜ富裕層になることができたのでしょうか。 主な理由として「資産価値の上昇」、「相続や贈与」、「ビジネスの成功」の3つが考えられます。 各々を詳しく見ていきましょう。 ●保有していた金融商品の資産価値の上昇 2024年2月には日経平均株価がバブル期を超えて、過去最高額に達しました。 このことからわかるように、金融商品の取引市場は10年間で相当の上昇傾向にあります。 リーマンショックの直後などに株式などに投資をしていた人は、その恩恵を大きく受けていると言えそうです。 ●資産相続や贈与 家族から土地や資産を引き継いだ結果、一気に富裕層になったという人もいます。 年齢が上がるほど資産額も増えていく傾向にあるため、親や親戚が高齢で亡くなった場合、かなりの額の資産を相続する可能性も高いです。 ●グローバル化の進行によるビジネスチャンスの増加 インターネットをはじめとする様々な技術の発達により、現地にいなくてもパソコン1台で、世界中で仕事ができるようになりました。 インターネット登場の前後では、ビジネスチャンスそのものの数に大きな差があったといえるでしょう。