【MotoGP】プラマックのドゥカティ陣営離脱に俺は関係ないじゃん……マルケスぼやく「でもファンからしたら良い事かもね」
MotoGPオランダGPの初日、プラマック・レーシングが2024年限りでドゥカティ陣営を離れ、2025年シーズンからヤマハ陣営に加わることが発表された。 【リザルト】MotoGP第8戦オランダGP プラクティス結果 この件について、マルク・マルケス(グレシーニ)は自らが影響を与えたとは思っていないと語っている。 今年、プラマックはライダーラインアップを巡って翻弄されてきた。同チームのエースであるホルヘ・マルティンがドゥカティファクトリーチームに昇格を目指していたが、それが土壇場で翻されたのだ。 そこには、マルティンをファクトリーに、そしてマルケスをプラマックに移籍させてファクトリーマシンを与えるというドゥカティ発案の“丸く収まる”はずの策が、マルケスによって拒否されたことが関係していた。 移籍を拒否された側のプラマックは、マルティンがアプリリアへ移籍したことでエースを喪失。さらにマルケスの加入も無い状況だったため、それがヤマハからの誘いに傾いた要因になったのではと見る向きがある。 ただマルケスからしてみれば、プラマックの動きに自らは関係していないというのが本音のようだ。オランダGP初日を終えたマルケスは、この件について次のように語った。 「僕はプラマックがドゥカティから離れることについて、罪悪感とかは感じていないよ。だって僕は何もしていないからね」 「ドゥカティのライダーとして、彼らが継続してくれれば良かったのにというのはある。コース上に2台バイクが多ければ、情報も増えるし、それはドゥカティにとっては大事なことなんだ」 「そしてMotoGPファンとしては、これは良いニュースだと思う。僕が利己的に考えれば2台ドゥカティ陣営が多いほうが良いと思うけれど、ファンからすれば前進だろう。ドゥカティ陣営の1チームがヤマハ陣営と結ばれて、コース上に日本勢が2台増えるほうがね」 「こうすれば他のメーカー、スポンサーの選択肢が広がるんだ」 なお以前からサテライトチームの必要性をヤマハに訴えていたファビオ・クアルタラロは、今回プラマックが陣営に加わることが「大きな助け」になるだろうと考えている。 「僕はヤマハとの契約を延長した理由のひとつとして、これがとても重要なことだったというのがあると思う」 「僕たちはプラマックに一緒に来て欲しいと何ヵ月も働きかけてきた。そしてついに今日、それが正式に明かされた」 「これは僕らの将来に向けて、とても大きな助けになるだろう」 「昨年、彼らはチームタイトルを勝ち取っている。彼らはパドックでも最も経験豊富なチームのひとつだし、本当に重要になると思う」
Lewis Duncan