個人昇格あるか!? J1クラブに推薦したいJ2最強の外国人選手6人。トップカテゴリーで見たい怪物たち
DF:カイケ(ブラジル)
生年月日:2001年5月30日 所属クラブ:徳島ヴォルティス 今季リーグ戦成績:31試合0ゴール1アシスト 開幕から絶不調に陥り、今季の降格最有力候補として考えられていた徳島ヴォルティスだったが、後半戦で劇的な復調を果たし、最終的に8位まで順位を上げている。そんな中で、DFカイケはチームをJ1残留に導いた選手の1人となった。 23歳のブラジル人DFは、2022年にV・ファーレン長崎に加入した。昨季は大宮アルディージャに、そして今季は徳島に期限付き移籍している。これまではシーズンを通して安定した出場機会を確保するには至っていなかったが、今季はリーグ戦31試合に出場。主力としてチームを支えた。 最大の特徴は、圧倒的な高さとリーチの長さである。カイケは身長190cmとJリーグ有数の大型DFであり、いとも簡単に相手からのロングボールを弾き返す。また、長い足を使って相手選手からボールを絡めとることが可能で、守備範囲が広い部分も大きな武器だ。 高い身体能力を誇るカイケに対して、最終ラインにテコ入れを図りたいJ1のクラブが関心を示しても不思議ではない。彼ほどサイズのある選手はJ1にも殆どいないからだ。 現状は長崎から期限付き移籍中であり、長崎に復帰するシナリオも、徳島に完全移籍するシナリオも考えられるだろう。 まだ23歳と若く、足元の技術面なども含めて荒削りな部分も少なくない。が、ポテンシャルはJ2でプレーするディフェンダーの中でも随一のものをもっている。
MF:マテウス・ジェズス(ブラジル出身)
生年月日:1997年4月10日 所属クラブ:V・ファーレン長崎 今季リーグ戦成績:36試合18ゴール7アシスト 今季のJ2リーグでマテウス・ジェズスは凄まじいインパクトを放っていた。どこからでもゴールネットを揺らしてしまうダイナミックなプレーに目を奪われた人も多いだろう。 現在27歳のブラジル人が初めてJリーグに参戦したのは2018年まで遡る。ポルトガルのエストリル・プライアに所属していたジェズスはサントスに続く期限付き移籍先にガンバ大阪を選んだ。 G大阪では公式戦18試合に出場したものの、監督交代の煽りを受けて出場機会が激減。シーズン途中にチームを去ることになった。 その後、ポルトガルやブラジルのクラブを期限付き移籍で転々としていたジェズスだったが、昨季にJ2のV・ファーレン長崎に完全移籍を果たす。ようやく安住の地を見つけた形だ。 もともとはボランチを主戦場にしていたが、長崎では2列目や最前線など攻撃的なポジションで起用されている。これにより、持ち前の攻撃性能が完全開花。在籍2年目となる今季、ついに鋭いシュートでゴールを狙うハンターへと変貌した。 今季はリーグ戦36試合で18ゴールをマークし、J2得点ランキング2位に名を連ねている。そのパワフルなプレーはJ1でも猛威を振るうことが十分に予想でき、ジェズス獲得に動き出すクラブが現れるかもしれない。 J2を蹂躙した左足は、来季どのクラブにあるだろうか。