個人昇格あるか!? J1クラブに推薦したいJ2最強の外国人選手6人。トップカテゴリーで見たい怪物たち
MF:マルコス・ギリェルメ(ブラジル出身)
生年月日:1995年8月5日 所属クラブ:V・ファーレン長崎 今季リーグ戦成績:35試合12ゴール8アシスト V・ファーレン長崎は惜しくもJ1昇格を逃してしまった。残念な結果になったとはいえ、チームがあと一歩のところまで迫ることができたのは、マルコス・ギリェルメの存在が大きいだろう。 現在29歳のギリェルメは、サンパウロやサントスなど母国ブラジルの名門クラブに所属した実績をもつプレイヤーだ。2023年夏に、長崎へ完全移籍を果たした。 昨季は途中加入ではあったものの、リーグ戦15試合に出場。3アシストの活躍を残した。 在籍2年目となる今季は、序盤戦ではスーパーサブとしての起用がメインだったが、徐々に出場時間を伸ばして後半戦では先発起用される試合がほとんどとなった。最終的にリーグ戦35試合(うち24試合に先発)に出場。12ゴール8アシストと素晴らしい成績を残している。 長崎がJ1に昇格できなかったため、ギリェルメや同胞のマテウス・ジェズスなどがJ1のクラブに引き抜かれる可能性は否定できない。どちらも2桁得点を達成しており、獲得すれば必ずチームの攻撃力をアップしてくれるだろう。
DF:ペレイラ(ブラジル出身)
生年月日:1997年1月31日 所属クラブ:大分トリニータ 今季リーグ戦成績:27試合2ゴール2アシスト J2リーグでプレーする助っ人外国人選手の中でも、大分トリニータのペレイラはかなり評価の高い選手と言えるのではないだろうか。 母国ブラジルのアトレチコ・ゴイアニエンセでプレーしていたペレイラは、2021年に大分(当時J1)に期限付き移籍で加入することを決断。海外挑戦1年目となった2021シーズンは公式戦15試合の出場にとどまったが、天皇杯決勝でゴールを決めるなど鮮烈なインパクトを残した。 J2に舞台を移した2022シーズンは、定位置を確保してリーグ戦36試合に出場。シーズン終了後、大分に完全移籍したことが発表された。 昨季も引き続き主力として活躍し、リーグ戦32試合に出場した。期限付き移籍期間も含めて在籍4年目となる今季は、リーグ戦27試合に出場。10月にはJリーグ通算100試合出場を達成している。 「守備者」としてのペレイラの魅力は、危機察知能力が高く、素早いカバーリングでスペースを埋めることができるところ。だが、それに加えて高い得点力も兼ね備える「攻撃者」であることを忘れてはならない。 2022シーズンはディフェンダーながらリーグ戦5ゴールを奪う活躍を見せ、今季は第26節・ロアッソ熊本戦(2-1)で試合終了間際にヒールでのスーパーゴールを披露。8月の月間ベストゴールにも選ばれた。 J2で長く安定した活躍を残しているという事実は、助っ人外国人選手を評価する上で重要な指標だ。ペレイラ引き抜きに動くJ1クラブが現れてもおかしくないだろう。