櫻坂46松田里奈・遠藤理子に聞く、10thシングルまでの成長「もう泣きません」 卒業の上村莉菜・齋藤冬優花への思いも
■10枚目シングルに感慨「ここまで来れたんだな」
2020年10月に欅坂46から改名し、12月に1stシングル「Nobody's fault」をリリースした櫻坂46。あれから4年。1作ごとに試行錯誤を繰り返しながら独自のカラーを築き上げ、今や多くのBuddies(櫻坂46ファン)が楽曲やパフォーマンスを待ち望んでいる。そんな彼女たちが記念すべき10thシングルとしてリリースするのが「I want tomorrow to come」だ。 【写真】2人でのインタビューは初めて 笑顔の松田里奈&遠藤理子 表題曲メンバーかつキャプテンとして、グループを引っ張ってきた二期生の松田里奈と、加入からまもなく2年を迎える三期生の遠藤理子に、これまでの活動を振り返ってもらうとともに、本シングルをもってグループを卒業する一期生の上村莉菜、齋藤冬優花への思いを聞いた。 ――お2人でのインタビューは初めてなんですよね。 松田・遠藤:初めてです。 ――共通点はあるんですか? 遠藤:私、歌うのが好きなんですけど、松田さんの歌声がすごく好きなんです。 松田:うれしい! 私も遠藤の歌声が好きで、さっきも「いい声だね」って話してました。 ――今作に収録の三期生楽曲「本質的なこと」の歌い出しは遠藤さんですよね。 遠藤:それも褒めてくださって。 松田:すごくよかったです。 ――お互いの歌声が好きという共通点が分かったところで、「I want tomorrow to come」について伺います。今作で記念すべき10枚目のシングルです。 松田:櫻坂46に改名してからシングルを出させていただく度に、順調に発売できていることが本当にうれしくて、ありがたくて。10枚目っていう数字を見たときに、曲もすごく増えて、「櫻坂46ってここまで来れたんだな」と感慨深く思いました。ただの枚数かもしれないですけど、ファンやスタッフの皆さんのおかげで発売できているので、感謝の気持ちでいっぱいになりました。 ――Buddiesの皆さんも同じ思いではないでしょうか。松田さんは表題曲メンバーとして参加されていますが、曲を聴いたときにはどう感じましたか。 松田:最初びっくりしました。「バラードの曲なのかな?」と思っていたら、急に激しい曲調になって。曲の展開がすごく面白くて、今までになかった形なので、ワクワクしました。 ――MVも公開されましたが、撮影はいかがでしたか。 松田:光がテーマになっていて、シャンデリアや蛍光灯といったいろいろな光るものが、最終的に1つになって、ラスサビにつながる流れになっています。ラスサビでは、1人ずつのカットがあるんですけど、監督から具体的な指示があるのではなく、それぞれが曲に対して感じたことを表現して撮影しました。 ――松田さんはどのように表現しようと? 松田:歌詞を読んで、「不安になる夜ってあるな」って共感できたんです。ちょうど私も自分の中で、もがいているようなところがあったので、不安や葛藤といった気持ちをそのまま表現しました。このシーンでは、メンバーそれぞれの表現を見られるので、1人1人に注目して見ていただけたらと思います。 ――遠藤さんは三期生楽曲「本質的なこと」で自身初のセンターを務めます。 遠藤:歌詞は少し切なくて、今までの三期生楽曲とは違う感じがあって、曲を聴いたときはどう表現すればいいかなって考えたりもしました。MVの撮影では、本当に初めてのことだらけだったんですけど、センターを経験している子も多いので、みんなすごく優しい目で見てくれました。撮影中も目が合うと微笑んでくれたりして、緊張もあったんですけど、落ち着いて撮影に取り組めたと思います。 ――この取材の時点では、MVは制作中とのことですが、注目してほしいところは? 遠藤:私が感情のままに暴れるシーンがあって、撮影前はできるか不安しかなかったんですけど、そのとき感じたことを素直に表現したので、ぜひ見ていただきたいです。 ――制作中ということは、遠藤さんも自分がどう暴れているのかまだ見られていない? 遠藤:そうなんです(笑)。 ――でも遠藤さんが暴れているのは、皆さん注目すると思います。 遠藤:ちょっと恥ずかしい(笑)。緊張します。