櫻坂46松田里奈・遠藤理子に聞く、10thシングルまでの成長「もう泣きません」 卒業の上村莉菜・齋藤冬優花への思いも
■それぞれが思う自身の成長「もう泣きません」
――ここからはフォーメーションについてお聞きしたいのですが、松田さんは今作も表題曲メンバーとして作品に参加されています。 松田:ありがたいことに選抜に選んでいただいてうれしいですし、同時に責任が伴うことへの不安もあります。櫻坂46として曲を届けることへの気持ちは毎作品変わらないので、自分がやるべきことをしっかりやって、個人としてもグループとしても成長していかないといけない。見ている方にも納得していただけるようなグループ、メンバーでありたいと毎回思っています。 ――遠藤さんは、BACKSメンバーですが、ブログに「私のこの活動を通しての一つの目標はみなさんの思いに応えることです」と書いていました。 遠藤:私自身も表題曲でパフォーマンスしたい気持ちはもちろんあるんですけど、一番は「理子ちゃんがパフォーマンスしている姿をもっと見たい」と応援してくださるファンの方の期待に応えたいんです。もっと力を付けて、皆さんの期待に応えられる存在になれるよう、いろいろ吸収して頑張っていきたいと思っています。 ――7thシングルからBACKSライブに参加してきて、吸収できたこと、成長できたこともあると思います。 遠藤:BACKSライブを通して、いろいろな経験をさせていただいて、ダンスが本当に苦手だったんですけど、今では苦手意識がなくなってきました。BACKSライブでは、普段なかなかできない楽曲もできますし、いろんな表現を身に付けられるので、貴重な経験をさせていただいていると思っています。 ――加入時にオフィシャルYouTubeで公開された三期生のドキュメンタリーでは、ダンスに苦戦してよく泣いていましたね。 遠藤:ずっと泣いてましたよね(笑)。でも今はもう泣きません。どんな曲でも「踊ってやる」っていう強い気持ちでいます。 ――たくましいです。 遠藤:最近ではファンの方にも、「自信を持ってパフォーマンスしているように見える」と言っていただけるようになって。前は「自信がなさそうに見える」と言われることもあって、自分でもそう感じていたんです。どうしたら自信を持って踊れているように見えるかって考えると、「やっぱりそれだけの努力が必要なんだ」って。だからBACKSライブを通して、自分なりに努力を重ねてきました。 ――松田さんはそんな遠藤さんの姿をどう見ていますか。 松田:あんなにダンスで泣いていた子とは思えないくらい成長しているのは、私もすごく思います。ライブの数が、私が1年間で参加している数より全然多いので、そこでいろんなものを吸収してきたんだろうなって。 ――遠藤さんの変化についてお聞きしましたが、松田さんは1stシングルから今までを振り返っていかがですか。 松田:1stシングルのときの自分のダンスを見ると、「少しはうまくなれたかな」と思いますし、歌に関しても、例えば「承認欲求」みたいな激しい曲で、最初は「無理!」って思っても、しっかり歌って踊れるようになるので、パフォーマンスの面では成長できているのかなと思います。 ――個人的には、キャプテンに就任されてから約2年で、ライブでのMC力が格段に上がったと感じます。 松田:そう思っていただけてうれしいです。今も全然ですけど、確かに前を思い出すと恥ずかしくなることもあって。キャプテンになりたての頃は余裕がなくて、アンコールのMCを他のメンバーに代わってもらったこともありました。メンバーに助けてもらいながら、MCも楽しくできるようになりました。 ――遠藤さんはそんなキャプテンの松田さんを見て、憧れるところ、真似したいところはありますか。 遠藤:本当に真似したいことだらけで、すごく尊敬しています。あいさつやパフォーマンス、テレビでの立ち振る舞いや、櫻坂46の雰囲気も、松田さんがいなかったら完成されないんじゃないかってくらい、本当に心強い存在なんです。朝早くても笑顔であいさつしてくださいますし、そんな松田さんの姿を見て、自分も気を付けないといけないって思うこともあります。これからも松田さんの背中を見て、しっかり吸収していきたいです。 松田:ありがとう。うれしい(照)。