今季絶好調のFWマルムシュ フランクフルトはオファー次第で来夏以降の移籍を容認
今季一気にブレイク
第10節までを消化した今季のブンデスリーガでは、現在3位のフランクフルトの健闘が光っている。とりわけ目を引くのは、ここまで11ゴール7アシストと絶好調のエジプト代表FWオマル・マルムシュ。フランクフルト加入1年目だった昨季のリーグ戦での個人成績(12ゴール6アシスト)と同様の数字を早くも叩き出していて、この勢いは止まりそうもない。 絶好調!マルムシュの3試合連続フリーキック弾 25歳にしてブレイクを果たし、一躍ブンデスリーガで最注目のプレイヤーとなったマルムシュに対しては、既にバイエルン・ミュンヘンやリヴァプール、さらにはバルセロナといった欧州各国のビッグクラブが獲得を検討し始めている。 こうした中、フランクフルトのマルクス・クレシェ取締役はドイツ紙『Bild』の取材に応じ、「今の彼は非常に良いレベルにある」とマルムシュのハイパフォーマンスを称賛し、さらに同選手の去就について以下のように語った。 「他の選手の場合と同様に、彼がいなくなるなら我々は移籍金を獲得しなければならない。誰かが我々のところに来てその選手に相応しい金額を支払うのであれば、我々は常にオープンな姿勢で応じる。しかし、誰かが移籍する際には我々も成功を勝ち取っていることが望ましい。我々にもめざしているものがあるからだ。したがって、今の目標は来年夏までこのチームを維持することだ。スポーツ的な成功が我々にとっての最優先事項なんだ」 現在の活躍を考えれば、マルムシュがビッグクラブに引き抜かれるのはやむを得ないが安売りするつもりはなく、さらに今年1月の移籍市場で同選手がいなくなる事態は断固阻止するというのがフランクフルトの方針のようだ。 マルムシュのビッグクラブへのステップアップは早くても来年夏となりそうだが、その際に複数のビッグクラブが巨額のオファーを提示しての争奪戦となることは間違いないだろう。
構成/ザ・ワールド編集部