【ハイライト動画あり】日本大学セコナイア・ブルが大暴れ。若手躍動の立教大学を降し2連勝。関東大学春季大会Bグループ
すると前半終了前だ。
またもFB大畑がキックカウンターからゲイン。これを端緒に立教大FWが奮闘。ラックサイドを執拗に攻めると前半38分、NO8仙臺蔵三郎がポスト脇へ技アリのトライ。チーム1トライ目を奪い、7点差(7-14)で後半へ向かった。
均衡が崩れたのが後半だ。
スクラムは後半当初こそ互角模様だったが、次第に日本大の優勢が確定的となる。後半5分には途中出場の古寺将希がスクラムから突進、相手CTBのタックルを解いてインゴールへ。リードを14点(21-7)に広げた。
日本大はターンオーバーからスピーディーな展開で1トライを加えると、後半10分頃にはスクラムをドミネート。敵陣左のラインアウトからLOブルがチーム5本目を奪取。
さらに立教大の自陣脱出キックが甘くなった後半17分、CTBナコの粘り強いゲインから、FBブルが相手を弾く豪快キャリーでハットトリック達成。フィジー出身コンビの活躍で40-7と突き放した。
日本大LOブルは、さらに1トライを追加した後半29分、相手ラインアウトモールでサック成功。攻守交代を起こし失点を防いだ。
7-54と大量リードを許した立教大だが、終盤はルーキーの活躍が光った。
後半35分に桐蔭学園出身のルーキーSO福井柊哉が途中出場。ペナルティからのタッチキックで前進すると、ラインアウトから東海大仰星出身のルーキー前田純也がラインブレイク。前田はその後キャリーでも即戦力の力強さをみせた。
ここで敵陣に居座った立教大。
相手LOブルがクイックスタートのノット10mでシンビンに。キーマンが一人減った日本大に対し、ラインアウトモールを選択した立教大が力強く前進。途中出場の大上翔が仕留めた。
最終スコアは54-14。
日本大はLOブルの活躍もありBグループで開幕2連勝。立教大は前半守備で粘ったが後半にスクラムや接点で劣勢となり3連敗を喫した。
今大会初勝利がほしい立教大の次戦は、5月26日の大東文化大学戦。日本大は同じく2連勝の慶應義塾大学と5月19日に直接対決。Bグループ注目の首位攻防戦が展開される。
多羅 正崇