日本好きラトビア人が感動した「日本人の時間感覚」。ただし“サービス残業”だけは例外!
日本に何度も滞在し、日本文化についてSNSで独自のツッコミを展開するラトビア人、アルトゥルさん。 【写真8点】「日本好きラトビア人が思う、日本時間」を写真でチェック 海外から日本に訪れた人がまず驚くのが、時間の正確さ。時刻表通りに電車が来ることはは外国人にとって驚くべきこと、というのは有名な話だ。 アルトゥルさんはそんな時間の概念にも日本的な精神が反映されているという。
こんにちは、アルトゥルです。出身地が日本からかなり離れていても、日本語や文化に憧れて何度も来日しています。 日本に限らず旅行に行くたびにプランを立てますが、そのときに海外と日本では異なることがあります。
日本の場合、特に行ったことがない都道府県にいるときは、事前に「何時発の電車」に乗るなど、移動に関して綿密な計画を立てます。 その一方、行ったことがない海外の国の場合は、移動時間の計画にプラスアルファの時間を足しています。いや、足さなければえらいことになってしまう可能性が高いから、足すしかないのです。
世界中から尊敬されている日本の電車
世界的に高く評価されている日本の代表的な技術のひとつ、それが電車です。 静かな車内、清潔さ、ぐっすり眠れるほどスムーズな乗り心地、新幹線の速度、そしてあらゆる外国人を驚かせるのが、時間厳守での運行。 すべての国の人が驚く、時間に正確な日本の電車。その驚異的なタイムリーさを支えているのは、効率的なオペレーション、緊急時の迅速な対応、そしてリアルタイムの監視など、すべてが芸術的ともいえるほど、完璧に仕組み化されているからでしょう。
これらの要素は、理論上どの国や鉄道会社でも真似できるように思えますが、それでも日本の電車のような正確さを他国で実現するのは難しいんです。 その理由のひとつとして挙げられるのが「時間厳守の重要性」が文化的なものだからです。もちろん、世界中の多くの国々でも時間を守ることは大切とされていますが、日本ではその価値観が特に強く根付いているように感じます。 日本の公共交通機関における時間厳守は、単なる運行の効率化だけではなく、他者への深い敬意の表れでもあります。相手の時間を無駄にしないことが礼儀とされている文化が、電車の正確な運行にも影響を与えているのです。