釣り公園で〝1メートルの魚〟を釣ることができるのか?
「釣り公園」といえば、いつ行っても釣り人がわんさかといて、よほど運がよくなきゃ魚なんか釣れない…というイメージがある。だから、ほとんど行く気が起きることはなかったのだが、ちょっとしたきっかけで竿を出してみた。ターゲットはタチウオ。いざ行ってみると想像を超える大混雑。でも、釣れないかというと、そうでもなかった。 【写真】テンヤにワイヤーでセットされたキビナゴ
ことの発端は「ウナパ」だった
6月下旬、東京・神田に釣り仲間が7人集まり「ウナパ」を開催していた。「ウナパ」とは、カンの良い読者ならお気づきだと思うが、「ウナギパーティー」の略だ(気づかない?)。私の釣り仲間に1人、ウナギ釣りの名人がいて、彼が江戸川や荒川でせっせとウナギを釣っては、自宅の生け簀で泥を吐かせていた。そうして貯め込んだ江戸前のウナギがなじみの割烹で絶品の酒肴へと変身! それに舌鼓を打ちつつ、酒を酌み交わす…という世にも楽しい会、それが「ウナギパーティー」なのだ。 そんな宴もたけなわの頃合いに、ウナパを欠席した友人からグループLINEが来た。 「今、横須賀でタチウオが良く釣れているぞ。護岸からジグ投げて」 それを読んだ一同は、「今から持ってこい!」とLINEで返信したり、「タチウオでタチパをやろう!」などと勝手なことを言ったりして盛り上がった。でも私は、これをきっかけに「俺も釣りたいな」と、釣り欲に火がついてしまったのだ。
上州屋横須賀中央店のアドバイスに感謝!
それから約20日後、私はやっと横須賀に行く時間を作ることができた。7月13日、連休の中日だ。横須賀には釣りのできる公園が2つあるのだが、とりあえず情報収集と仕掛け購入のために上州屋の横須賀中央店を目指した。本当は17時頃から釣りをしたかったのだが、準備に手間取ったこともあり、上州屋に到着したのが17時半過ぎだった。 今回はタチウオ用のテンヤで釣ってみようと決めていたので、テンヤ、エサの冷凍キビナゴ、タチウオバサミ、タチウオ用のケミホタル、テンヤにエサを固定する針金も購入した。ワイヤーリーダーはテンヤの付属品として入っていたので買う必要がなかった。テンヤとはルアーで言うと、ジグヘッドみたいな仕掛け。ただ、ワームも生エサもつけられるように設計されている。 実は私もテンヤの釣りは初めてなので、リーダーの長さやケミホタルの位置など、お店のスタッフに聞いてみた。すると、優しく丁寧に教えてくれて、心から感謝! 最後に「今からで大丈夫です。きっと釣れますよ」といって送り出してくれた。