5人以上の宴会・飲み会は控えることについては引き続き呼びかけ

　大阪府では、イエローステージ（警戒）の対応方針に基づく要請として、高齢者、高齢者と日常的に接する家族、高齢者施設・医療機関等の職員は、感染リスクの高い環境を避け、少しでも症状がある場合、早めに検査を受診することなどを府民に対して呼びかけていく。

　このほか「5人以上の宴会・飲み会は控えること」「3密で唾液が飛び交う環境を避けること」「業種別ガイドラインを遵守（感染防止宣言ステッカーの導入）していない、接待を伴う飲食店及び酒類の提供を行う飲食店の利用を自粛すること」を、引き続き呼びかけていくと発表した。

重症者が多い理由は？

　会見で報道陣からは「重症者が多い理由は」という質問があった。それに対し、吉村知事は「高齢者の方の感染が広がっているというのが専門家の意見を聞いても間違いないだろうと。なぜ高齢者の方に広がったのかということについては、ひとつは高齢者の分布をみると、25%が施設内でのいわゆるクラスターなので、ひとつは施設内感染を抑え込む。そこに持ち込まれているわけなので、持ち込みをなんとか減らしていくことが重要」と述べた。 　また「半分が感染経路不明なので、高齢者の方がリスクの高い所に積極的に出ているよりか、若い人で無症状の人も多いのでそこからうつっているのが実態じゃないかなとは思います。ただ、専門家に聴いてもなかなかわからないので我々も明確な答えはないです」と話していた。