「祭りがしたい」液状化被害の街で立ち上がった青年 進まない復興、抱える不安拭えず
■取材を終えて
発災当初、特に被害の大きかった能登で取材を続けていると内灘町の被害を取り上げる機会は極端に少ない印象でした。実際に現場に行くとその被害は甚大で道路をまっすぐ立って歩くことができないほどでした。地震の被害は能登だけではなかったと液状化現象の恐ろしさを痛感しました。 「忘れ去られたようだ」と肩を落とす住民の方々が多くいる一方で、故郷を愛する橋本謙介さんとの出会い、そして彼の持つ祭りへの熱意が取材の発意でした。 どうすれば住民の方々にとって意味のある記事になるか考えたとき、液状化被害から復興を遂げた浦安市の歩みを伝えること、そして奮闘する若者の姿が人々にとってわずかな希望につながればと思いました。 能登と内灘そして石川の復興にはまだまだ長い道のりかと思いますが、寄り添いながら取材を続けていきます。 ※この記事は、テレビ金沢と Yahoo!ニュースによる共同連携企画です。
テレビ金沢