「DBSトークンサービス」を機関投資家に提供──EVM互換パーミッションドチェーン活用:シンガポールのDBS銀行
ブロックチェーン・ソリューションを強化
DBS銀行は、自社サービスへのブロックチェーン・ソリューションの統合を進めている。だが、プロジェクトの多くはまだ試験段階。最近では、アント・インターナショナル(Ant International)との試験的な取り組みの一環として、財務・流動性マネジメント・ソリューション「Treasury Tokens」を開始した。 また、エンタープライズ・シンガポール(Enterprise Singapore)およびシンガポール・フィンテック協会(Singapore Fintech Association)との試験的な取り組みとして、条件付き決済にも取り組んでいる。これは決済ワークフローを改善するスマートコントラクトの新たな可能性を開くものと考えられている。 さらに、同行は香港金融管理局のe-HKDパイロットプログラムの第2フェーズの一部として、デジタル・バウチャー・プログラムへのスマートコントラクトの活用を検討している。これは、環境に配慮した行動を行ったユーザーには、指定された中小商店で環境に配慮した商品やサービスを購入できるデジタルバウチャーが発行されるというものだ。 |翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部|画像:Shutterstock|原文:Singapore's DBS Bank Starts New Suite of Tokenized Banking Services for Institutional Clients
CoinDesk Japan 編集部