川崎重工が挑戦! 商談につながるBtoBマーケティングの組織づくり
Webサイトについては、Google アナリティクスやSearch Consoleなどを活用して、社内でデータ分析を行い、ターゲットに最適化する取り組みを行っている。また、コンテンツを充実させるのと同時に、CRMを活用し、リード獲得、ナーチャリング、受注、継続受注までの一連のプロセスを確立。スキームを構築した。
┌────────── 2022年にスキームを作り上げ、2023年に実施し続けた結果、お問い合わせ数が33%増加し、これまで年平均200件だった受注につながるリードが年300件獲得できるようになりました。 さらにビジネスを成長させるために、展示会、Webサイト、メディア露出、広告、ショールーム、メルマガなどを“点”で行うのではなく、ロボット事業のスキームとして落としこみ、実施していくことを目指しています(中村氏) └──────────
CRM導入による情報の一元化
CRM導入は、次のような「環境の変化」と「内的課題」の解決につながったという。 <環境の変化> ・ビジネス拡大に伴う人員体制の変化 ・ビジネスの多様化による新規市場への参入 ・顧客側の情報収集の多様化 <内的課題> ・顧客情報の一元化がされていなかった ・案件化しなかった場合、フォローなし ・受注における首尾の情報がない ┌────────── CRM導入前の営業部門では情報の一元化が行われておらず、個々の営業担当者が情報を持っている状態で、情報は属人化されていました。 また、受注における首尾情報が共有されていないため、受注がどこから来たのかもわからない。案件化しなかった場合も、その顧客へのフォローアップが不十分で、次のビジネスにつながる機会が断たれてしまうこともありました(中村氏) └────────── このような状況を解決するために、CRMを導入し、一元的な情報管理と継続的なフォローが可能になる仕組みを整えたのだと中村氏は説明した。