職場で感情を爆発させないセルフコントロール術(+やっちゃった時のフォロー方法)
2. フォローで立ち直る
すでに職場で感情的な爆発を起こしてしまった場合には、その余波から立ち直るための方法もいくつかあります。 研究でも示されているように、職場では自分の苦悩を、仕事への情熱や献身に関係するものと説明するほうが、好意的に見られる傾向があります。 Wilding氏が助言しているように、ことが起きてしまったあとにフォローする際には、「ちょっと感情的になってしまったのはわかっています。でもそれは、私たちの取り組んでいる仕事の質をとても大切に思っているからなんです」のようなことを言うとよいでしょう。 感情的な爆発が起きた状況を、仕事に対する情熱、自分やチームや会社を成功させたいという気持ちゆえのものだと説明すれば、ダメージを最小限に抑えるうえで役に立つはずです。
3. 引き金になるものを特定する
今後、職場で感情的な爆発を起こすのを防ぎたいなら、あなたにとって特に大きなストレスになる状況を特定し、その発生を最小限に抑えると同時に、起きてしまったときにうまく対処できるように積極的に努力することが重要です。 そうした「状況」は、公開プレゼンテーションに対する不安かもしれないし、批判をうまくかわせないことかもしれません。あるいは、あなたをいらだたせる、才能を持った同僚かもしれません。 「引き金になるものを知っておくことがとても重要です」とWilding氏は話しています。 引き金を特定したら、それに対する自分の反応をうまく制御するために、積極的に努力することが大切です。 これには、対処のためのテクニックを磨くことも含まれます。たとえば、ストレスの大きい状況の前に短い散歩をする、友人とそれについてじっくり話しあう、同僚とのあいだにもっとしっかり線を引く、といったことが考えられます。 注意したほうがいい4項目「HALT」 知っておくと役立つものとしてWilding氏がすすめているフレームワークが「HALT」です。 これは、空腹(Hungry)、怒り(Angry)、孤独(Lonely)、疲労(Tired)の頭文字をとったものです。この4つのストレス要因にさらされていると、感情制御が普段よりずっと難しくなります。 ですから、大変な状況が続いているときには、定期的にその点を自己評価するとよいでしょう。 空腹、怒り、孤独、疲労を感じているとしたら、ストレスの大きい状況に対処しようとする前に、身体と心の状態を良くする必要があります。 休憩や軽食をとったり、友人と話したりしましょう。そうすればきっと、うまく乗り切れるはずです。 Source: melodywildin.com
梅田智世(ガリレオ)