長友佑都と久保建英が交わした約束とは?
偶然に導かれる形で、ともに一時帰国していた日本で出会ってから5年半。名門インテルと日本代表で大活躍していた当時27歳の長友佑都と、FCバルセロナの下部組織へ加入して3年目を迎えていた、当時12歳の久保建英が交わした約束が現実のものになった。 トリニダード・トバゴ代表と豊田スタジアムで対峙する、5日のキリンチャレンジカップへ向けて森保ジャパンが愛知県内で始動した2日。約1時間半におよんだ練習で汗を流した長友が、17歳にして初招集された久保と、日の丸を背負って同じ時間を共有したことへ言葉を弾ませた。 「建英がここ(フル代表)に来たことは、彼が実力で勝ち取ったもの。名前があるとか、若いとか、将来性があるからという理由で来ているわけではないし、最近のJリーグでも本当にすごいプレーをしている。成長の速度を斜め上ではなく、真上へあげるくらいでいってほしい」 キリンチャレンジカップに臨む日本代表メンバー27人が、日本サッカー協会から発表された5月23日。すぐに更新された長友のツイッター(@YutoNagatomo5)にアップされた一枚の写真へ、ファンやサポーターから大きな反響が寄せられた。 トレーニングウェア姿の長友と肩を組んでいる少年は、まだ幼さを表情に残し、身長も150cmほどの久保だった。意外にも映る2人の接点や当時のやり取りが綴られた長友のつぶやきもまた、ちょっとした感動を伴っていた。 日本代表に選出されました。 そして17歳久保建英も選出。 約6年前当時小学生だった建英と一緒にトレーニングした時、先輩ヅラしていつか代表で一緒にプレーしようと言ったけど、まさかこんなに早く実現するとは。 17歳恐るべし。 そしておっさんよく生き残った。 笑 共に頑張ります!(原文のまま) 写真が撮られたのは2013年12月。長友が当時指導を受けていた、サッカー選手パーソナルコーチの中西哲生氏のもとへ久保も師事。ともに年末年始のオフを利用してイタリアとスペインから一時帰国している間に、2人がそろっての自主トレが行われた。 「僕もちょうどスペイン語を学んでいたので、建英からスペイン語を教えてもらおう、という感じで話したのを覚えています。その後も日本へ帰るたびに何回か、一緒にトレーニングをしていました」