名古屋、GKシュミット・ダニエルの獲得が決定的 5年半ぶり日本復帰、ランゲラック後釜の守護神へ
J1名古屋がベルギー1部ヘントの元日本代表GKシュミット・ダニエル(32)を完全移籍で獲得することが28日、決定的となった。シュミットはヘントとの契約を2027年夏まで残すため、高額な移籍金が発生するが、クラブ間交渉は合意間近。5年半ぶりの日本復帰となる。 シュミットは19年7月に仙台からベルギー1部シントトロイデンに移籍。昨年12月にヘントへ完全移籍した。今季の出場はリーグ戦が1試合、欧州カンファレンスリーグと国内カップ戦は計4試合と出番が限られている。 それでも、197センチの長身を生かしたセーブや足元の技術は健在。複数のJクラブが獲得に動いた中、長らく守護神に君臨したGKランゲラックが今季限りで退団した名古屋から熱烈オファーを受けた。 日本代表は22年カタールW杯メンバーに選出されたが、昨年10月以降は招集なし。父親の母国である米国などで開催される26年北中米W杯の出場を目指し、日本で再起を図る。 ◆シュミット・ダニエル 1992年2月3日、米国イリノイ州出身。32歳。米国人の父と日本人の母との間に生まれ、2歳で宮城県に移住。東北学院高、中大を経て2014年に仙台入団。熊本、松本に期限付き移籍した後、17年に仙台復帰。19年7月にベルギー1部シントトロイデンに移籍。23年12月に同1部ヘントへ移籍。日本代表は18年11月のベネズエラ戦でデビュー。22年カタールW杯代表メンバー。国際Aマッチ14試合出場。197センチ、88キロ。利き足は右。
報知新聞社