OurAge読者の声を集めた連載「隣の50歳」。今回きいてみたのは「今、感謝している相手は誰ですか？」だ。 「自営業ですが、お客様です。外出自粛期間が明けたときに〝やっと来ることができた〟といってご来店くださった」「愛犬です。毎日の生活に彩りと癒やしを与えてくれている。うちに来てくれてありがとう」「子供の学校の先生。コロナという非常事態があった中、子供たちのためにいろいろな対策を考えてくださりありがたかった」「母親代わりに私を育ててくれた祖母。いつも私の味方でいてくれました」「感謝したいのは自分。コロナの影響で収入が減った中、よく頑張っていると思うから」などいろいろな声が寄せられた。 さぁ、それでは結果発表だ。気になる結果はいかに！

1位「父、母」

1位「父、母」

【402票】 「両親です。自分たちだって大変だったろうに、コロナ禍ではマスクや食料などを送ってくれ、私や私の家族の心配ばかりしてくれていた。親のありがたみを痛感しました」（50歳・会社員） 「母です。遠方に住んでいるうえコロナのこともあり、なかなか顔を見ることができませんでしたが、まめに電話をくれた。母とたあいないことを話すことで、日常のストレスのなか気持ちがラクになれた」（47歳・パート・アルバイト） 「亡くなった両親です。いなくなって初めて、存在してくれているだけでどれだけ私の心の支えになっていたのか気づきました」（57歳・専業主婦） 「亡くなった父です。忙しさにかまけ、親孝行できずにいるうちに突然逝ってしまった。いつまでも長生きしてくれると思い、甘えてばかりいた。パパ大好き、大切に育ててくれてありがとうって伝えたい」（58歳・専業主婦） 年齢とともに自然と親に感謝するようになったという声が多かったが、コロナをきっかけに親のありがたみをさらに感じた、という声も多数。 そのなかでも筆者がとくに印象的だったコメントをご紹介したい。 「感謝したい相手は84歳の父です。私が中学3年のときに母が亡くなり、以来私が嫁ぐまで男手ひとつで育ててくれました。3人の子に恵まれ、現在の私があるのは父のおかげです。今、父は認知症になり、直前のことも覚えていません。でも感謝の思いを伝えると、伝えたそのときはうれしそうにしてくれます。なのでこれからも感謝の気持ちを伝えていきたいです」（48歳・会社員） 親の笑顔を見るよろこび…筆者も40代後半になった頃からしみじみ感じるようになったので、このコメントが自分のことのように感じられた。これからも親子の時間を大切にお過ごしになることを願う。