セミナー・講座で手間と労力をかけずに集客する最良の方法(滝川 徹時短コンサルタント)
『ちょっとしたスキルがお金に変わる「副業講師」で月10万円無理なく稼ぐ方法 (滝川徹 著)』
セミナーや講座の集客は大変。そう感じる人も多いだろう。しかし実は「継続型」の講座を作れば集客の手間と労力は1/12になる。 そう語るのは現役会社員・副業講師の滝川徹氏。今回は、滝川氏の著書『ちょっとしたスキルがお金に変わる「副業講師」で月10万円無理なく稼ぐ方法』より、手間と労力をかけずに集客する方法について、再構成してお届けします。
■集客のストレスをいかに減らすか
セミナー講師を続ける秘訣は何か。そう聞かれれば、私は「いかにラクに続けられる仕組みを整えられるか」と答えます。 主なポイントは2つです。一つは集客ロード(手間と労力)を極限まで減らすこと。もう一つは、セミナーの準備にかけるロードをどれだけ減らせるかです。この記事では集客ロードを中心にお話しします。 なぜ集客ロードを極限まで減らすことが大切なのか。それは、セミナー講師で一番大変なのは集客だからです。 集客の難点は、セミナーを開催する心理的ハードルがものすごく高くなることです。告知ページを作る手間はもちろんですが、それ以上に問題なのが人が思うように集まらない時です。 そうなると「自分は人気がないのかなぁ」「自分には価値がないんだ」などとネガティヴな感情に襲われます。誰でもこうした感情とは向き合いたくない。多くの人がセミナー講師を続けられない理由がここにあります。 経験を積めば、人が集まらなくて当たり前であること、そのことと自分の価値は全く別だということはわかってきます。しかし場数を踏まないと、なかなかこのことが腑に落ちません。セミナーを開くことがしんどいと感じてしまうのです。イヤな気持ちを味わいたくないからです。 だからこそ、こうした気持ちをできる限り感じずにすむ仕組みを作ることが大切です。そうして私がたどりついたのが「継続型セミナーを作る」ことでした。どういうことか、説明していきましょう。
■継続型セミナーの利点とは?
まずは私が定期的に開催している継続型セミナーの説明から始めましょう。私は現在、1年かけて毎月セミナーを受けてタスク管理を身につける全12回の講座を開催しています。 受講料は毎月1万2000円の月謝制。8名限定の講座です。この講座をはじめることで、私は苦なくセミナーを続けることができるようになりました。私がこの講座で感じるメリットを一つずつ説明していきたいと思います。 一番のメリットはなんと言っても集客ロードが12分の1になったことです。通常12回セミナーを開くとすれば、12回告知ページを作り、集客をしなければなりません。しかし1年間の継続型セミナーの場合、最初に全12回の講座で、それぞれのテーマはこんな内容ですよと示しています。だから1回の告知で済むわけです。 講座の受講料はPayPalを活用した月謝制になっています。ブログの告知ページにはPayPalの申し込みボタンが設置してあります。受講者には最初に申し込んでいただく時にここからPayPalの定期支払いを締結してもらうのです。そうすると、受講者が解約しない限り、毎月自動的に受講料がPayPalを通して支払われます。 つまり、最初に1回告知をして受講者に申し込みさえしてもらえれば、セミナーの売上も毎月自動的に入ってくるのです。こうして考えてみると、ものすごくラクな仕組みですよね。 ちなみに私がこの月謝制を思いついたのは、心理カウンセラーの心屋仁之助さんがきっかけでした。心屋さんは以前「Beトレ」というセミナーを毎月2回開催していました。5000円超の月謝で多い時は4000人超の会員がいたそうです。単純計算すると月2000万円の売上が続くわけです。 私もこれはすごい仕組みだなと感じ、自分でもやってみよう──そう思って実行したのです。