セミナー・講座で手間と労力をかけずに集客する最良の方法(滝川 徹時短コンサルタント)
■キーワードは「少人数・高単価・サブスク」
一方、私の場合は心屋さんほど集客力がありません。そこで考えたのが少人数・高単価・サブスクでした。人数を絞る。そのかわり単価を高くすればいい。そう思いついたわけです。受講生にとっても、少人数であれば得られるメリットは大きいと感じるはずだとも考えたからです。 たとえば参加者が30人、50人といれば、どうしても講師に質問できる機会は限られます。講師と直接やりとりする機会が減るわけです。でも8名限定の講座であれば、講師と密にコミュニケーションが取れる。 そうすると、その分、受講者も成長できる。それならある程度高いお金を払っても受けてくれるのではないか。そう考えたわけです。結果的にこの戦略はうまくいきました。はじめて継続型講座を企画した際には満席となったのです。 この話から参考にしていただきたいのは、集客力がない段階では「少人数・高単価・サブスク」──この3つを意識するといいということです。
■月謝制はwin-winの最強のビジネスモデル
月謝制のいいところは、講師と受講者の双方にメリットがあることです。講師側のメリットは、毎月安定した収入を得られることです。毎月単発でセミナーをやっていると、どうしても月ごとに集客人数・売上にばらつきが生じます。 一方で、月謝制の場合は受講生がやめない限り、毎月同じ売上が入ってきます。これは副業としてビジネスをするうえでとても大きいのです。毎月一定の収入が得られる見込みがあると、安心してビジネスに投資できます。 たとえばZoomの場合、ミーティング時間を無制限で利用しようとすると本書執筆時点で月額2125円かかります。これを1年間利用しようとすると2万5500円(2125円×12ヶ月)となります。 一方、1年一括契約の場合2万100円です。つまり、一括契約のほうが5400円安いわけですが、集客がゼロの月もあるかもしれないと考えてしまうと、一括契約に踏みきるのはむずかしいものです。 月謝制のセミナーをやっていれば、1年通してZoomを利用する可能性が高いので迷わず一括契約を選べます。そうすると5400円を節約することができるわけですね。これは一つの例ですが、安定した収入が見込めればこうして効果的・効率的にビジネスに投資できるようになります。