春闘スタート 物価高「賃上げ」どうなる? 中小企業に2つのハードルが…
■「買う側の意識」変えるため必要なことは
有働キャスター 「売る方もですが、我々買う方の意識も…というところになりますが、辻さん」 辻愛沙子・クリエイティブディレクター(「news zero」パートナー) 「デフレしか知らない我々世代としては、例えば給与も上がり、経済が好循環していく、そういう元気な空気感を一度も、ある意味経験していないので、想像しづらい人も多いのではないかと思います」 「だからこそ、給料が上がらないのは自分の能力の問題だと思ったり、『そういうもんだ』と諦めてしまっている人もいるのかなと思います。となると実感できるほどの賃上げや、経費回復の兆しを感じて初めて、買う側の行動も変えていけるのではないかなと思います」 「一方で『推しは推せるうちに推せ!』という言葉もありますけど、それも大事だと思います。新型コロナウイルスの感染拡大でも皆、痛感したように地元のお店や中小の商品は応援の文脈でお金を使うことも、中長期で見ると必要なことかなと思います」 有働キャスター 「そのためにもということになりますが、2024年をデフレから抜け出して『好循環』を作るチャンスだと政府は位置づけていて、まずはこの春の賃上げが重要なんだとしています。本当にできるのか、その口火を切る大企業には日本経済全体への貢献を考えて大胆な還元をしてほしいです」 (1月24日放送『news zero』より)