丸山茂樹は世界選抜チーム副将として松山英樹にどんなアドバイスをするのか?【プレジデンツカップ直前インタビュー】
――ここまで世界選抜は1998年に勝利したのみで苦杯をなめつづけているが、唯⼀勝利した1998年大会で個人5連勝し、勝利の立役者となったのが、何を隠そう丸⼭茂樹プロである。プレジデンツカップで勝つためには何が必要なのだろうか。 杉澤: まず大きく見るとチーム戦じゃないですか。普段は個人で戦ってる中で、ここは選手から見てどうなんですか? 丸山: 自分が98年にプレーした時なんかはグレッグ・ノーマン、ニック・プライスのようなプレーヤーズキャプテンみたいな存在がいて、この人たちが選手の士気を高めるのが上手だったんだよね。もう放送できないようなことをガンガンいうわけですよ(笑)。平和主義で入っていった僕としては「これはちょっと違うぞ」と。勝ちに行くエネルギーが全然違うのが⼀番最初の印象だったかな。実は今回もWhatsApp(世界で使⽤されているメッセンジャーアプリ)でグループがあるんですよ。これがまあまあね……、みんなすごいね(笑)。 杉澤: すごく見たい(笑)。ちなみに主に誰が発言するんですか? 丸山: もちろんキャプテンのマイク・ウィアーが主で、副キャプテンのアーニー・エルスが入ったり、カミロ・ビジェガスが送ってきたり。 杉澤: カミロ、言いそうだな、なんか(笑) 丸山: けっこうここに食いついて若手のミンウー・リーとかトム・キムとかが面白いことを言ってきたり(笑) 杉澤: じゃあ、すでにチームワークみたいなものはできてるんですね。 丸山: できてると思う! ――試合方式は最終日以外はダブルス、最終日はシングルスで、すべてマッチプレー方式なのもこの大会の特徴だ。 杉澤: マッチプレーの見どころってどういうところなんですか? 丸山: まず選手同士の駆け引きがあるね。微妙な距離でオッケー出さなかったりとか、急に「これオッケーなの?」みたいなので安心させたりとか、そういうのはある。あとマッチプレーはそのホールでいくつ叩いても関係ないわけだから、普段と入れ込み方が違うよね。このパットやアプローチが勝負を決めるってなったら狙っていくし、そういう勢いみたいなものを押さえたり、出したりっていうディフェンス・オフェンス能力がストロークプレーよりあからさまに出る。相手が調子悪そうだったらあんまり無理していかないでパー狙いとかね。 杉澤: なるほど! 相手の調子も伺うんですね。
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