AIで合う・合わない部署を診断!? 新入社員の“五月病退職”防げ!【WBS】
新年度が始まって1カ月となりますが、連休明けは新しい環境に馴染めず無気力になる、いわゆる「五月病」で新入社員の退職が急増する時期でもあります。この五月病退職を防ごうと、AIを活用する企業も出てきました。 東京・神田に響き渡る掛け声。みこしを担いでいるのは、4月からこの地域の企業などで働き始めた新社会人です。会社の枠を超え、同じエリアで働く人の交流の場として企画されたお祭りで、大企業からスタートアップまでおよそ50人の新社会人が集まりました。 新生活が始まっておよそ1カ月。感想を聞いてみると「楽しく仕事もできるし、新生活も充実していて短く感じた」「もう1カ月たったんだって。あまり実感が湧かない」と返ってきます。 ただ、中にはこんな声も。 「4月もゴールデンウイークをモチベーションに頑張っていたので、それが終わってしまったら、何をモチベーションにしようかな」(新社会人) ゴールデンウイークは新社会人が慣れない職場環境や、思い描いていた生活とのギャップなどに悩む五月病の時期でもあるのです。
退職代行に依頼が10倍
東京・大田区にある退職代行サービス「退職代行モームリ」。 「このたび御社で勤務している◯◯さまの件で連絡しました。◯◯さまより依頼をいただき、退職希望の旨と今後出勤ができない旨、こちらを本人に代わり伝える連絡です」 「本人としては重労働であったと感じたようで、業務が大変な上、人間関係も悩んでしまった。つらくなってしまったと聞いている」 この日、福岡に住む20代の女性から依頼を受け、4月に入社したばかりの会社に退職する連絡を行っていました。 会社側の反応は? 「ただただ驚いている様子で、ずっと動揺していた。『言ってくれれば良かったのに』と驚きと悲しみとが混ざった状況」(対応したスタッフ) 既に今年の新卒からの依頼は200件近くに上り、1年前と比べて10倍ほどに増えたといいます。 退職代行モームリの谷本慎二代表によれば「新卒が企業を選ぶ時代になりつつある。労働者とコミュニケーションを取って、働きやすい現場をつくるのが一番」といい、人手不足が新入社員の強気な姿勢を後押ししているといいます。