あなたの家の冷蔵庫、「認知症を招く冷蔵庫」かも⁉️病気リスクがわかるチェックリストで診断!
人生100年時代といわれる現在。長生きできるのは嬉しいことだけれど、老後が長くなればなるほど心配になるのが「認知症」ですよね。でも実は、脳が喜ぶ食材を正しく食べれば、認知症の予防・改善は可能なのだとか!そこで今回は、医学博士・認知症カウンセラーである山根一彦氏による著書『OK食材、NG食材もズバリ! 認知症を防ぐ最高の食べ方』(KADOKAWA)から、認知症を予防する食生活のヒントを少しだけお届けします。 ◇ ◇ ◇
高齢者の2人に1人が認知症、または予備軍に……
実は、日本は認知症大国です。厚生労働省の調査によれば、2012年の段階で日本には約462万人の認知症患者がいました。それが2025年には、700万人以上に膨れ上がるだろうといわれています。まさに、高齢者の5人に1人が認知症になる計算です。 しかも、これは正式に診断される数であって、実際にはさらに「認知症予備軍」とでもいうべき人たちがいます。記憶力や注意力などの認知機能に低下が見られるものの、日常生活に支障を来すほどではない「軽度認知障害(MCI)」の人たちです。認知症や軽度認知障害であることに気づかずに暮らしている人たちもいるでしょう。そう考えると将来的には、*高齢者の2人に1人は認知機能に問題を抱える時代が来る……! *そういっても、けっして大げさではないと、私は考えています。
あなたの家の冷蔵庫、「認知症を招く冷蔵庫」になっていませんか?
認知症を防ぎ、改善する食べ方を取り入れていく大前提として、冷蔵庫を正しい状態に整えておくことはとても重要です。実は冷蔵庫は、認知症のリスクや進行度を見極める格好のポイントです。 冷蔵庫を開けたとたん、中身がゴロゴロと落ちてきませんか? 冷蔵庫の中から、なにか嫌な臭いがしませんか? 飲みかけ、食べかけのものがたくさん入っていませんか? 野菜が干からびていませんか? 「冷凍していつか食べよう」となんでも冷凍庫に押し込んでいませんか?
「あれ?昔はこうじゃなかったのにな?」と思ったら今すぐ冷蔵庫の整理を始めましょう。毎日使う冷蔵庫の無残な状態を気持ちのいい状態に整えれば、これから最高の食べ方を学び、実践していく意欲にもつながります。 余談ですが、脳の機能と片づけについては、「散らかったところを片づけると集中力と情報処理能力が改善する」という研究結果もあります。