【福島記念】アラタ悲願の重賞初制覇 トップハンデもなんのその!後方2番手から直線なで切り 遅咲き7歳牡馬がさらなる飛躍へ
「福島記念・G3」(10日、福島) 三度目の正直だ。21、22年と連続して1番人気ながら3着と苦杯をなめてきたアラタがリベンジに成功。過去2度の福島記念でも騎乗した大野は「強い競馬をしてくれました。2回、1番人気を裏切るような形になったので、結果を出せて良かったです」と笑った。 57・5キロのトップハンデもなんのその。道中は後方2番手をじっくり追走し、直線だけでまとめてなで切りにした。「思ったよりペースが速くて。ただ、アラタ自身走りのリズムが良く、外を上がって行く手応えも良かったので安心して乗れた」と相棒をたたえた。 和田勇師も「過去2回は相手が強かったり、運がなかったが、今回勝てて良かった」と目を細め、「距離は長くても大丈夫だと思います」と今後を見据えた。初タイトルを糧に、遅咲きの7歳牡馬がさらなる飛躍を狙う。