中国電、島根原発2号機で「水位計異常」と発表 実際は運転員が誤認
7日に再稼働した島根原発2号機(松江市、82万キロワット)で、重大事故発生時に使用する原子炉の水位計が約1時間、計測できないトラブルが12日に起きたと、中国電力が発表した。だが、その後の同社の調べで、実際にはトラブルはなく、計器類への理解不足による運転員の誤認と判明。中国電は「水位計の仕様に対する理解不足だった。お騒がせした」と釈明した。 2号機は東日本大震災後の2012年1月に停止し、今月7日に約13年ぶりに再稼働。長く停止した影響で、中国電の原発運転員の約6割が未経験者だ。
朝日新聞社