広島、MF青山敏弘が引退セレモニー「最高のサッカー人生」 6度の胴上げ、6番ユニは川辺駿に継承
◆明治安田J1リーグ▽第37節 広島5―1札幌(1日・Eピース) 広島はホームで札幌を5―1で破り、4試合ぶり白星を飾った。 今季限りで現役引退する元日本代表の38歳MF青山敏弘が後半途中から出場。直後に決定機を迎えるなど、ホームでの最終戦を勝利で飾った。試合後にはピッチで引退セレモニーが行われた。 プロキャリア21年間を広島でプレー。3度のリーグ優勝に貢献し、J1通算444試合出場。日本代表でも活躍した。「皆さんと歩み続けた21年間の大きな夢と素晴らしい思い出はこの胸に輝く4つの星とともに、僕たちの心の中に永遠に色あせることなく輝き続けることでしょう。21年間、最高のサッカー人生をありがとうございました」とあいさつした。 歴代の監督、チームメートらに感謝を伝え、「この場で歴史をつなぎたいと思います。6番のユニホームを引き継いでもらいます。ハヤオ!」とMF川辺駿を呼び、ユニホームを渡して抱き合った。 家族に加え、盟友の佐藤寿人氏、李忠成氏らから花束を渡され、感極まって涙ぐんだ。日本代表の森保一監督からはビデオメッセージが贈られ「アオが持ってる一発で局面を変えるパス、ゴールに向かうプレーはファンサポーター、クラブに関わる全ての皆さんに深く刻まれると思います。アオ自身は監督になることを目標にしてると聞きました。ぜひ、サンフレッチェで監督になってください」と激励された。 記念撮影時には背番号にちなみ、チームメートらによって6回胴上げされた。
報知新聞社