〝光る君を〟ソフトバンク小久保監督、宮崎視察の目的は「17番目の野手」発掘 笹川吉康が2ランでアピール CS枠滑り込みは誰だ?
◆みやざきフェニックス・リーグ ロッテ4―2ソフトバンク(9日、宮崎アイビー) ソフトバンクの小久保裕紀監督(53)が、宮崎で開催中の2軍教育リーグを視察した。 ■来季構想外となった選手【一覧】 秋とは思えない南国の太陽がジリジリと照りつける中、試合終了までバックネット裏のスタンドからグラウンドに視線を送り続けたのは、16日からのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージに送り込む「17番目の野手」を見つけるためだった。 「野手は17人でいこうと思っているけど、17番目はまだ決まっていないので。実際に打つ、打たないというよりも感じるもの、光るものがあればなという感じです。今日、明日と見てみて。映像でチェックするよりは実際に見てという感じで足を運んだので」。1軍はみずほペイペイドームで全体練習を行っていたが、あえて宮崎に足を運んだのには訳があった。 右足首の捻挫から復帰を目指す近藤健介の状態にもよるが、戦いの大枠はリーグ制覇したレギュラーシーズンの戦いを踏襲する。「CSを(レギュラーシーズンで)戦ったメンバー、空気でやれるというのは選手にとっても一番目指すところでしょうから。(17人目を)スタメンで使うことはないと思うけど、使った時に打ったら、また次もいこうかなとなるかもしれない。『まだ全員決まっていませんよ』というのは(選手に)伝えておきたいなと思った」と最後の競争を促した。 この日のロッテ戦は8回まで無得点だったが、9回に笹川吉康が特大の2ランを放ってアピールに成功した。囲み取材に応じた小久保監督は「それがなかったら聞くことなかったやろ。感謝した方がいいですよ」と報道陣を見渡し、ニヤリと笑った。10日の西武戦(ひなたサンマリンスタジアム宮崎)も視察し、ラスト1枠を見極める。(小畑大悟) 【#OTTOホークス情報】 ▼「138キロだったので評価に値しない」「近藤が入るか入らないかで」小久保監督一問一答完全版は(おすすめ記事)から▼
西日本新聞社